孤高の湯河原町議土屋由希子さんの町長選
湯河原町議の土屋由希子さんは隣町の松本一彦真鶴町長を一貫して支持してます。
松本町長は有権者名簿の持ち出し問題で反対派町民や神奈川新聞から叩かれてます。
こうした情勢を見ると大半の政治家は松本町長と距離を置きたがるのが常です。
ところが土屋さんは逃げません。松本町長支持の姿勢を堅持してます。
苦境に陥った同志を見捨てることはできないという思いだと想像します。
湯河原町議会で土屋さんと一緒に会派を組んでいた男性議員は会派を解消しました。
湯河原町を中心に発行している地元紙に弁明まで掲載し自らの行動を必死に正当化してます。
犯罪を犯した町長は辞職するのは当然でその町長を支持している人とは組めないとのことです。
理屈をこねていますが火の粉を浴びたくないのでしょう。肝っ玉の小さなお方です。
隣町に口出しするなと叩かれることは承知の上で支持し続けるのはよほどの胆力です。
しかしそろそろ松本町長の有権者名簿の持ち出し問題とは一線を画す時期です。
土屋さんには湯河原町長選挙というどえらい大仕事が待っているからです。
孤高の新人女性町議が町のトップに挑戦する闘いは生半可なものではありません。
やわな議員が離れたことは幸運です。真の味方で周りを固めるチャンスです。
いざという時に逃げるような方に取り囲まれていては本当の戦いはできないからです。
土屋さんにお願いがあります。湯河原町だけにこだわった選挙はして欲しくないです。
松本町長を支持するのはおかしいとか真鶴のことに口出しするとなとかは了見の狭い話です。
湯河原町と真鶴町、共同で取り組まなければ解決できない課題が山積しています。
湯河原町民だけでなく真鶴町民も最初から有権者だとの視点を持って大きく出るべきです。
私の町長時代、両町は合併寸前まで行きました。それほど共通性があるのです。
両町ともに人口減少が進み子育て支援が喫緊の課題です。空き家の増加もそうです。
高齢化が進んでいますので高齢者福祉や地域医療の充実も待ったなしです。
人への投資の柱は教育です。教育環境の整備は不十分です。中学校給食すら実現し得ません。
共に著名な観光地です。円安傾向が進む中でインバウンド観光への取り組みは必須です。
詳しい地域事情は私にはわかりません。何を取り上げどう訴えるかは土屋さんの才覚です。
両町共通の政策課題を前面に掲げ解決の具体策を堂々と掲げることを願ってます。
土屋さんが町長選挙に出る意義は既存の発想を吹き飛ばすことにあります。
最恐女子の真骨頂を見せ大向こうをうならせる町長選挙を期待します。