昨日の神奈川大学政策過程論は岡山県総社市の片岡聡一市長に登場願いました。

これまでのゲスト講師は全て対面講義でしたが片岡市長はオンラインで参加でした。

教室の学生は片岡市長と私とのやり取りを画面を通じて見ることになります。

同時にオンライン配信も行いリモートでの参加学生にも対応することになってます。

パソコン機材やネットに精通していない教師にとってはハードルが高い時代となりました。

片岡市長の気迫あふれる話しぶりは対面講義とまったく変わらぬ迫力がありました。

最初から学生たちに自らの信条を投げかけていました。人生論から入りました。

「生きているうちに必ず迷うことがある。迷ったら難しい方を選ぶのが自分流だ。」

誰しも安直な方向に流れがちなこの時代、真逆を行く片岡市長の人生哲学でした。

片岡市長は現在4期目脂の乗り切った市長です。全国的にも実力派市長として知られます。

橋本龍太郎元総理の秘書官として国政の最前線でもまれた後、ふるさとの市長に挑戦しました。

最初の選挙は現職市長に70票差で落選でした。次の選挙で8700票差をつけて大勝しました。

ここからは弱者にやさしい政治との公約の実現を目指し怒涛の進撃でした。

障がい者雇用にこだわりました。百数十人しかいなかった雇用を1200人超まで伸ばしました。

生活保護者の数が減り職を得て自立することで市民の生活の平均値が上がります。

こういった姿が市のあるべき方向だと信念を持って取り組んでいます。

市民から数パーセントの弱者に政策が偏り過ぎだと批判されてもぶれません。

総社市は2018年7月に集中豪雨に見舞われました。一級河川の高梁川の土手が決壊しました。

河川敷に立地していたアルミニウム再生工場が爆発するという大事故も発生しました。

緊急事態において法を順守しているだけでは命を救えないと断言してました。

片岡市長の独断で超法規的措置を取って市民を避難させた経緯も語ってました。

下原という地区は住民の避難訓練に熱心でこの平時の取り組みが非常時に活きました。

「災害は訓練した者に味方する。」片岡市長が講義の中で名言を語ってました。

河川が決壊しそうだと直感した時から首をかけて対応すると覚悟を決めたということです。

批判は全て受け止めるという肚を固めたのです。あっぱれとしか言いようがありません。

災害時の首長の技量として自らSNSを徹底活用することを強調してました。

最後に学生たちに再度メッセージを送っていました。人生を無駄にしてはダメだというのです。

せっかくの人生思い切って生きなきゃ持ったないという気概が満ちあふれた講義でした。