続・参院神奈川選挙区と山北町長選挙

参院神奈川選挙区、自民2議席、維新、公明で定数の4議席。補欠選挙の1議席を立民。

議席配分は予想通りでした。得票順位に各党の実力や候補者の力量が表れてました。

自民党の三原じゅん子さん80万票。2位に維新の松沢成文さんで60万票越え。

3位は公明党の三浦信祐(のぶひろ)さん、4位に自民党の浅尾慶一郎さん。ともに55万票弱。

5位には立民党の水野素子さんで40万票弱です。6位に共産党の浅香由香さん35万票余り。

三原さんは6年前の選挙では100万票超え。2人擁立でこの得票はさすがです。

松沢さんは前回より3万票増です。投票率がアップしていますので横ばいともいえます。

公明の三浦さんは前回6年前の選挙に比べても8万票余り票を減らしてます。

3年前の選挙でも61万5千です。固さが売りの公明にしてはおかしいです。

公明は比例で改選議席より1議席減でした。神奈川選挙区でも変調が出てました。

昨日のブログでは公明は堅調と書きましたが訂正です。変調にします。

自民2人目の浅尾さんは敵失に救われました。立民が一本化していれば5位転落でした。

浅尾さんに決定的に欠けているのは力強さです。6年後は議席守れるか微妙です。

立民党は事前に候補者調整をするか水野さんに早めに勢力を集中すれば4位以内に行きました。

党執行部の調整能力に課題があると言えます。3年後の参院選は正念場です。

共産党の浅香さんは3度目の挑戦。49万42万35万と得票が減り続け限界です。

国民民主党の無名の新人が25万票を越え立民の2人目の候補者より上に行ったのには驚きました。

全体の印象は自民が底堅いのと維新の松沢さんが存在感を示したと感じます。

松沢さんは昨年の横浜市長選挙に出馬し大敗を喫し出戻り選挙でした。

横浜市を始め存在感は健在でした。元知事の知名度が威力を発揮したことになります。

来年の統一地方選挙に向けて好スタートを切ったと自信を深めていると思います。

参院選挙と同日実施で山北町長選挙がありました。3299票で湯川町長が圧勝しました。

府川輝夫さんは2177票、高橋純子さんは654票で相手になりませんでした。

下馬評では湯川町長と府川さんがもっと競ると見られていました。

要因は高橋さんに一定の得票が集まりそうだという見通しからでした。

結果は高橋さんは当選圏のはるかかなたで府川さんも伸び悩みました。

湯川町長はきめ細かな運動量で他を引き離していてその効果が出たと言えます。

多くの町民の負託を得たわけですが湯川町長は安閑とはしていられません。

人口急減に歯止めがかかりません。人口対策に果断に取り組むことが待ったなしです。