小田原市守屋市長の常識欠如症候群
小田原市の守屋輝彦市長の動向に関連して神奈川新聞が相次ぎ報道しました。
ひとつは旧統一教会小田原支部から直接寄付を受け取っていた問題です。
安倍元総理の銃殺事件の容疑者の動機の取り調べの中で旧統一教会が注目の的です。
容疑者の母親が宗教団体に多額の寄付をし家庭が崩壊したことが犯行につながったとされてます。
いかがわしい宗教団体とのイメージが拡散しているなかで守屋市長の寄付受領が明るみに出ました。
報道によると5月に10万円受け取り、寄付金は団体が行ったバザーの収益金だということです。
守屋市長は市長室で受け取り、障害児通園施設の備品購入にあてたということです。
守屋市長の行動は配慮に欠けます。旧統一教会をめぐる報道が過熱しているからではありません。
公の団体のトップと宗教団体との関係は常に一線を引く注意深さが必要です。
特定の宗教団体を支援していると受け止められないよう慎重に対応すべきでした。
旧統一教会は安倍元総理の事件が起こる以前から霊感商法などの問題が指摘されていました。
市のホームページで市長が感謝の意を公表するのはいかがなものでしょう。常識外れです。
21日配信の神奈川新聞のネット版の記事には目を疑いました。
守屋市長が病院建設事業の受注業者を別件の視察のため訪問していたというのです。
昨年10月18日のことです。病院建設を受注した竹中工務店が視察先でした。
受注が決まったのは11月です。直前に訪問すれば誤解を招くと考えるのは常識です。
記事の中で病院幹部の話しとして訪問の妥当性に疑問を投げかけてます。
こちらの方が常識であり守屋市長の行動の方は非常識と考えるのが大方です。
守屋市長は市のホームページで神奈川新聞の報道に対し反論しています。
視察と病院の入札に関連があったかの印象を植え付ける報道の仕方だという趣旨です。
守屋市長からすればそうでしょう。しかし疑念が生じるような行動をとったことは事実です。
李下に冠を正さず。疑いを招く行動は避けるべきです。中国の格言をかみしめて欲しいです。
誤解を招く行動をしたことを全く謝罪せず、報道に対し反論一辺倒は非常識です。
守屋市長は住民からの情報公開請求に対し長らく訪問先を明らかにしませんでした。
病院建設受注と関連があるのではないかという憶測を生む要因となっていました。
市の一大公共事業の入札審査中に入札参加事業者を視察するのがそもそも間違いです。
守屋市長の市長としての感覚のずれが気になります。常識とかけ離れてます。
行動をいさめる幹部がいないのも気になります。裸の王様への道を歩んでいるかのようです。