真鶴町に議会の解散選挙している余裕なし
真鶴町の若手町議の木村勇さんが自身が発行する「木村勇新聞」を届けてくれました。
真鶴町議会の状況について話を聞きました。印象はのん気なものですねというものです。
新聞の一面に最近の動きが書かれていました。松本一彦町長に対する不信任案の取り扱いです。
4分の3以上の賛成で可決です。3人反対者がいれば通りません。
木村さんを含めて2人は反対が確実であと1人をめぐるぎりぎりの駆け引き状況です。
今月3日に議会報告会が開かれて住民からの質問に対し8人が賛成2人が反対と表明しました。
これまでは木村さんを含め3人が反対とされていましたがひとりが態度を変えたのです。
ただし不信任案が出されればという前提条件があります。泥をかぶる議員がいなければ出ません。
議案賛成を表明した議員間で様子見している状況が容易に想像できます。
出す勇気なんてないと見ています。早々に解散無しを宣言したほうが得策です。
不信任案が可決されれば地方自治法の規定で10日以内に松本町長は辞めるか議会解散です。
当然議会解散を選ぶでしょう。最短で9月に町議会選挙でしょうか。
新型コロナの感染がまたもや急拡大しているさなかお盆時期が事実上の選挙戦です。
9月には賛否両論の中で安倍元総理の国葬が挙行されます。真鶴町は町議選となります。
真鶴町の有権者は白けるでしょう。議会はそんな危険を冒してまで選挙やるのでしょうか
木村さんの態度は明快です。町議会はもっと前向きな対応ができないかと問題提起してます。
町議選を今実施して1600万円の税金を使うのが正しい選択かと書いてます。
松本町長には様々な批判があっても出直し選挙で当選し残り任期はあと2年です。
引きずりおろすのに躍起になることは時間の浪費だと述べています。
卓見です。ここは混乱を引き起こすのではなく2年待って町長の信を問うのが順当です。
真鶴町は課題山積です。先にブログで書いたように2019年の出生率は0.74です。
町が消滅の危機を迎えているのに目先の権力闘争に明け暮れていては笑われます。
町長が頼りないならば議会がしゃんとして町長に喝を入れればよいではないですか。
6月議会の教育長の答弁は立派でした。真鶴町の教育を背負う気概を感じました。
学校校舎建て替えや中学校給食の方向性は2年後では遅すぎると明言しました。
自らが負った使命を明確に認識しそこから逃げない姿勢はお見事です。
この教育長がいれば真鶴町の最大の懸案は解決に向かうと確信しました。
そろそろ真鶴町議会、いい加減目を覚まし町の置かれた状況を直視して欲しいです。