湯河原町の土屋由希子町議の町長選出馬宣言おあづけ

24日湯河原町議の土屋由希子さんの議会報告会がありました。30人ほどの参加者でした。

土屋さんから1時間ほど6月議会の報告があったのち質疑応答でした。

次から次へと質問や意見が出ました。土屋さんを後押ししたいとの熱意を感じました。

土屋さんの報告で驚いたのは「みかんモニュメント」の設置問題でした。

600万円ほどかけて駅周辺地域への設置が町から議会に提示されました。

土屋さんとのやり取りの結果、農業の振興が主たる狙いだということでした。

みかんのモニュメントを駅周辺に設置したところでミカン農家のためにはなりません。

子どもたちにミカン農業を知ってもらおうとするならば農業体験学習の方が適当です。

土屋さんら3人が反対したものの賛成多数で可決されました。設置に向けて動き出します。

湯河原町は2020年の3月議会で芸者さんを援助するためのお座敷券の発行を提案しました。

コロナの感染防止のために3密を避けることが叫ばれている時の新規政策でした。

この時も土屋さんがタイミングが適当でなくコロナ対策なら別のやり方があると反対しました。

みかんモニュメントもお座敷券と似通った経緯を辿っているように見えてなりません。

なんのためにという議論が不足しているのに賛成多数で政策決定がなされてしまいます。

土屋さんもこの状況はいかんともしがたいです。実際にはお手上げ状態だと推測します。

全ては多数決で決まってしまいますので正論であっても少数意見は通りません。

町議会とは異なりますが地域選出の県議会議員の対応についても触れてました。

自民党所属の県議と町議との懇談会に土屋さんら3人の町議が呼ばれませんでした。

保守系でないということが理由でした。誰を呼ぶかは県議の判断次第です。

懐の深い議員ならば考え方の異なる町議からも意見を聞く判断があったと思いました。

土屋さんは街頭活動やチラシの配布、ネットでの発信など活発に活動を続けています。

しかしどう活動しても議会では少数派です。改めるには選挙の時しかありません。

土屋さんもそのように語ってましたのでいよいよ町長選出馬宣言かと耳をそばだてました。

そうした話は一切ありませんでした。期待していた私はちょっぴり残念でした。

最後に次回の議会報告会の予定が画面に映りました。テーマは来年の統一地方選挙でした。

9月議会の後の報告会開催でしょうから10月でしょう。ここでは宣言ありです。

議員のままでは湯河原町を変えれません。首長となって権力を持たない限りできません。

土屋さんは少数派の議員のまま終るたまではありません。町長選挙出馬宣言まじかです。