関東大震災を歩く

30日足柄の歴史再発見クラブの定例会があり再来年3月までの方向性を話し合いました。

来年9月が関東大震災から100年ですので震災の歴史を振り返ることは既に決まってました。

クラブとして4冊目となる冊子の刊行を目指すことも合意してました。

中身について意見交換の結果地域に残る震災遺跡を探訪し記録に残すこととなりました。

第1回目の探訪として9月16日(金)に真鶴町と小田原市根府川方面の遺跡を調査します。

真鶴小学校は地震で倒壊後火災となり津波の被害も受けていて敷地内に震災碑があります。

根府川は大規模な土砂崩れが発生し東海道線を通行中の列車が海に流されました。

200人余りが犠牲になる大災害でしたが足柄上地域に住む人にとっては身近ではありません。

地域によって被害の形態が異なることを知るためにも現地に足を運ぶことが大切です。

ご興味のある方一緒に調査に出向きませんか。参加者若干名を募集中です。

関口康弘までご連絡ください。080-6508-9840 yasihiro@watch.ocn.ne.jpです。

9月の調査を手始めに最低4か所程度共同調査をし報告書にまとめることとなりました。

土砂崩れが発生した山北町や松田町、家屋の倒壊が激しかった大井町の丘陵沿いは外せません。

共同調査ができないところは担当を決めて震災遺跡の調査に出向くことにします。

大震災には様々な逸話が残っているはずですので報告とは別にコラムのかたちにまとめます。

秦野の震生湖の命名のいわれと著名な地震学者の寺田寅彦さんとの関りなどです。

開成町の東側の旧古田島地域の倒壊率が際立って低いこともコラムとなります。

クラブでは歴史研究が盛んな県立足柄高校歴史部との連携を取っています。

歴史部として独自の研究成果を発表してもらい冊子に掲載する計画です。

9月には震災100年を記念したシンポジウムを検討中でこの結果報告も冊子の載せます。

クラブのメンバーは大半が素人です。背伸びをしないで素人目線でまとめます。

一緒に調査してみたいという方大歓迎です。関口までご連絡ください。

クラブの基本方針はみんなで楽しく学びその成果を地域の防災に役立てることです。

学んだ成果は発表したり冊子として刊行したりして地域貢献を目指してます。

これまで富士山の噴火と地域の災害の歴史を探求した3冊の冊子を敢行してます。

『足柄歴史新聞富士山と酒匂川』『新編富士山と酒匂川』『みんなで学ぶ富士山と酒匂川』です。

開成町のミクニ書店で好評販売中です。お読みでない方ぜひ手に取ってみて下さい。