BA・5のまん延
1日の神奈川新聞デジタル版で共同通信による内閣支持率のデータを見ました。
岸田政権の支持率が12ポイントも急落したと書かれていました。
それでも半数の51%はキープしているところがしぶといです。
支持しない方の動向は書かれていませんでした。こちらの変化も書いて欲しかったです。
菅前政権の時のように支持しないが急上昇した時は政権運営の危機を招きます。
岸田政権は支持しない層が極端に上がるとは現状では思えません。
岸田総理は毀誉褒貶が激しくありません。好悪が一挙に反転しないタイプだからです。
今回の支持率の急落は新型コロナの感染急拡大が背景にあることは間違いありません。
BA・5は 第5波のデルタ株の時のような重症化のリスクが小さいとされるのが救いです。
感染力は強いです。今月は更に感染者数が激増すると予測されています。
岸田総理として何らかの対策を講じなければなりませんが行動制限はとらないとしています。
感染拡大を防ぐ効果的な対策は打ち様がありません。懸念材料です。
医療と介護の現場への負担が課題です。統計的な報告の負担がのしかかっていると思います。
デジタル化が極端に遅れた日本の医療と介護の現場を象徴していると思います。
一般の国民がとれる対策は限られてます。ワクチンとマスク、換気などです。
BA・5 宣言という新たな仕組みができたようですが実質的には言葉の問題です。
緊張感を持たせ各自ができる対策を促すことが主たる狙いとなります。
現場に立脚した医療の在り方を問題提起している「医療ガバナンス学会」のメルマガがあります。
茨城県つくば市内でクリニックを開設している医師が一般国民向けに対策を呼び掛けてました。
ワクチン接種に続いて抗原検査キットを用意しておくようにと書かれてました。
薬局で購入できます。無症状や軽症の方向けに自宅で検査することを促してます。
病院の負担を減らすための方策です。解熱剤や風邪薬の用意も奨励してます。
1週間分の食料を確保しておくことも書かれます。理由がふるってます。
行政からの食糧援助は直った後にならないと届かないからだということです。
行政は手続きが煩雑で迅速に動くことが苦手です。間に合わないと考えた方が良さそうです。
医師からこのような評価を浴びてしまうことは元町長として悲しいことです。
医療は都道府県が仕切り役です。現場を持っているのは市町村です。
個人情報の保護もあり情報のやり取りに壁があることが原因のように思います。
現場に近い市町村が住民目線のサービスを展開するしか解決の道はないと思います。