安倍元総理襲撃事件が暴きつつある闇の世界

先月8日の安倍元総理の襲撃事件を起こしたのは旧統一教会に恨みを抱いた男の犯行でした。

第一報を聞いた時は政治テロかと思い安倍元総理を襲撃した意図はと思いを巡らせました。

新自由主義の行き過ぎにより格差の拡大の元凶に見立てたのかと思いました。

実際は新興宗教に人生を狂わされたことへの恨みが安倍元総理へと向かいました。

ずいぶんと飛躍があると首を傾げました。しかしその後の報道で見方を変えました。

安倍元総理は旧統一教会と政治的な関係を有していたことが明らかになってきたからです。

7日の朝日新聞デジタル版に安倍元総理の秘書官だった井上義行議員の参院選が書かれてました。

井上議員は3年前の参院選で比例代表に出馬し落選し今回は得票を倍増させて当選しました。

井上議員は小田原を拠点としてます。地方都市を基盤にしてよくぞ票を伸ばしたと思いました。

からくりがありました。統一教会の組織的支援があったと記事は指摘してます。

「井上先生はサタン側勢力と戦っています」と信者に投票を呼び掛けたとのことです。

この背景には安倍元総理の意向が働いたというのが記事の核心です。

井上議員は統一教会の「賛同議員」であることを明らかにしてます。

自らの政策に賛同を得られたためだとしていますが安倍元総理については言及してません。

今後の説明が不可欠な部分です。安倍元総理が関与していたかどうか重大な問題です。

安倍元総理が選挙支援をめぐりやり取りできるぐらい深い関係にあったことになるからです。

安倍元総理が非業の死を招いたことでこうした闇の世界が暴かれつつあります。

非業の死は安倍元総理の栄光を輝かせた一方で影の部分をもあかるみに出そうとしています。

安倍元総理関連の闇の疑惑で再び関心が注がれている案件があります。

今回の事件で警護のあり方の手ぬるさが白日の下にさらされました。

最高指揮官は警察庁の中村長官です。いずれ責任を取り職を辞するのは確実です。

中村長官には疑惑の目が向けられている事件があります。逮捕状執行を阻止した疑いです。

7年前安倍元総理に近い元TBS記者が女性に乱暴した疑いで逮捕寸前まで行きました。

ところが逮捕状の執行は見送られました。当時の責任者が警視庁刑事部長の中村さんでした。

週刊新潮が安倍元総理への配慮があったのではないかと記事を掲載しました。

事件後には「安倍総理のため、お友達記者を守って「官邸の番犬」と化しとまで書かれてます。

安倍元総理銃撃事件は中村長官にとって忌々しい過去の記憶を呼び覚ましました。

安倍元総理銃撃は個人的な動機による事件と思われるものの背後には闇が横たわっています。