小田原市守屋市長は謝罪から始めるべき

小田原市の守屋市長は市立病院建設事業の受注業者の竹中工務店を契約前に訪問しました。

訪れたのは昨年10月18日で竹中工務店の受注が公表されたのは10月22日でした。

この問題を神奈川新聞が取り上げ市長の行動には問題があると追及しました。

守屋市長は国のスーパーシティ構想募集提案に対する調査のためだと反論してます。

神奈川新聞の報道は入札に疑惑があったかのように印象付ける報道で看過できないとしてます。

市のホームページで動画で自らの正当性を強調してます。抗議文も載せてます。

地元のタウン紙にも同様の文章を寄稿しています。寄稿は有料ですので税金がかかります。

市の幹部を引き連れて竹中工務店を訪問しその後2回別の大手ゼネコンを訪れています。

病院の入札に絡めて訪問するのが目的だとすれば部下を引き連れて行くとは思えません。

ひそかに接触するのが合理的です。わざわざばれるようなことはしません。

調査のための訪問という守屋市長の説明は信じます。ただし常識外れです。

竹中が入札応募しているか否かぐらいのチェックを行うのは当然です。

入札結果の発表前に訪問したら憶測を呼んでしまうと考えるはずです。

知っていて調査を行ったとしたら完全に常識外れですし知らなかったとしたら抜けています。

守屋市長の竹中訪問に疑惑があるのではと疑念を呼ぶ理由はもうひとつあります。

昨年11月から市議と市民から情報公開請求が出され市長の訪問先が注目を集めていました。

市は公開を拒み6月の情報公開審査会の答申後にようやく明らかにしました。

やましいところがないならなぜ隠していたのかと誰だって疑問が生じてしまいます。

市の言い分は国に提案した内容を審査中だったと腑に落ちない説明をしてます。

推測するに竹中訪問を公開すると痛くもない腹を探られると逃げたのでしょう。

結果は余計に疑惑があったとの疑念を深めてしまったと見ています。

問題の本質は守屋市長が常識外れの軽率な行動をしたことにあります。

正当な調査活動であってもタイミングが悪ければ疑念を持たれるのは当然です。

守屋市長の取るべき行動は行動の誤りを素直に認めることから始めるべきです。

その上で正当な調査であったことをきちんと説明すれば自ずと理解は進みます。

謝罪なしにいくら正当性を主張したところで聞く耳は持たれません。

市のホームページに加え税金を使ってタウン紙に寄稿するのは論外です。

謝罪する勇気を持たず言い訳ばかりしていると泥沼にはまります。

守屋市長には旧統一教会との関わりというもうひとつのアキレス腱があるからです。