人財難の立憲民主党人事

参議院選挙で敗北した立憲民主党の新しい執行部の顔触れに希望を見い出せません。

昔の名前がずらりと並んだ感じです。有力な女性の名前がないのは寂しいです。

旧統一教会との関連は党として正式に調査したと胸を張ってます。

岡田幹事長、安住国対委員長ら名前が出た人物が登用されてます。

党として調査したことがクリアの条件としたら自民党との差別化はできません。

調査の結果続々と関係が出たとしても党の調査に応えたことで免罪符になってしまいます。

まやかしです。明確の基準を示す必要があります。どの程度まで許容するかが不明です。

10年内に関係がないのならばセーフとか、政治資金をもらっていればダメとかです。

今回の人事で期待感を持つ国民は少ないでしょう。世論調査を待ちます。

立民党は参議院選挙での敗北を受け野党第一党の座を奪い取られかねないと総括しました。

維新の会の勢いを認め党として重大な岐路に立たされているとの認識を示しました。

この危機感が人事に反映するはずでした。結果は絶望未満失望以上という感じです。

ベテランの岡田幹事長が座れば維新との差別化が進み支持が回復するとは思いません。

前任の西村幹事長よりは重みを増すでしょうがまじめで地味すぎます。

岡田幹事長のイメージの暗さを補う人材が見当たりません。欠陥です。

来年4月の統一地方選挙が当面の目標です。女性が活躍する党のイメージが不足です。

参議院選挙で復活した辻元清美さん、知名度の高い蓮舫さんを活かしたかったです。

辻元さんは左派的で尖ったイメージが強く党の顔にそぐわないと判断されたと思います。

比例代表で40万超を獲得した集票力を軽く見てはなりません。

辻元さんに代わる突進力のある人材は男女を問わず見当たりません。

党内のイデオロギー的な立ち位置に目を奪われ当面の目標を見失っていることの証です。

この辺りの了見の狭さが立民党が大きく伸びない最大の要因だと思えてなりません。

コップの中の嵐が大好きで大局を見て結束することが不得手なのです。

維新の会は代表選をみればわかるように大阪の地域政党イメージから脱却できてません。

立民党として付け入るスキがあります。維新は女性の支持が少ないのが弱点です。

維新との差別化を図るためには女性登用しかないはずなのになぜそうしないのでしょうか。

立民党に活路があるとすれば残された選択肢の筆頭は女性に賭けることです。

役員の中軸に女性を揃え同時に若手も抜てきが理想でしたが遠く及びませんでした。

人財難です。枯渇が近づいてます。登用したくてもたまがいなければ話になりません。

 

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