小田原市議会が熱い
1日小田原市議会が始まりました。普段は注目度合いが高くありませんが今回は違います。
守屋輝彦市長の言動に疑問点があるからです。マスコミも注目していると思います。
焦点はふたつあります。市立病院建設の受注業者への視察問題と旧統一教会がらみです。
私が注目しているのは前者です。200億円の大規模公共事業をめぐる不祥事だからです。
受注業者への市長らの視察が入札結果が発表される直前に行われたことが発覚しました。
神奈川新聞が入札に影響を及ぼした可能性を示唆する記事を掲載しました。
守屋市長は猛反発して神奈川新聞に抗議文を提出しました。文を公表してます。
市のホームページによると視察先は竹中工務店施行の東京都内のふたつの現場です。
午後2時より竹中工務店が進めている木造による高層建築の現場を視察したとなっています。
純粋な視察であって病院建設の入札とは一切関係ないことを言いたいのだと思います。
私は元記者なのでこの手の問題には一般の方よりは鋭敏にセンサーが働きます。
入札との関係は考えられません。複数人で視察してますので正式に企画された視察だと思います。
極論すれば金銭の授受などうしろめたさがあってあからさまな視察はあり得ないからです。
やましい時はじっとしています。正当性があると確信しているから視察したのでしょう。
判らないのは竹中工務店が入札に応募中だったことを知っていたか否かです。
知っていて視察したとしたらどうかしてます。知らなかったとしたら間が抜けてます。
それと不正のなさの説明が不十分です。視察当日の行動をもっと明確に記すべきです。
市議会で小谷英次郎議員より指摘を受けたのち長いあいだ視察先を黒塗りにしてきました。
こうした経緯がある以上、厳密に行動を記載しないと隠しごとがあるのかと疑われます。
午後2時到着ならば昼食はどうしたのでしょう。はっきりするべきです。
受注先の業者を訪問しているのです。一緒に昼食は問題があるからです。
視察時間はそれぞれ1時間程度として移動時間を合わせて3時間弱です。
5時前には終了となります。ふたつめの視察先は銀座です。秋ですので薄暗くなってます。
まさかの話しですが夕食を共にしたなんてことがあれば大問題に発展します。
まっすぐ小田原に戻ったのだと思いますが明確な説明がないと疑念が残ります。
守屋市長には厳格に行動記録を示し一切の疑惑がないことを立証する責務があります。
入札受注業者先の視察をしたことに対する説明責任は市長として重いからです。
一般質問は15日からです。目が離せない熱い小田原市議会となりそうです。