自然エネルギーによる農業の再生へ

長い名前で恐縮です。「一般社団法人 酒匂川流域・自然エネルギー・研究開発協議会」を立ち上げました。私は理事になりました。

メンバーは、私の他に農業用水を管理している酒匂川右岸土地改良区の会長が理事長、東京のベンチャー企業の元経営者ら全部で5人です。

昨日、理事会を開きました。酒匂川流域に自然エネルギーを定着させて行くことを目指し、まずは、太陽光で最初の実績を残すことにしました。

酒匂川流域の空き地を活用して太陽光パネルを張り発電することを小規模でまず行います。開成町北部で適地を選定中です。

厚手の紙ぐらいに薄くて折り曲げることができる太陽光パネルも開発されています。農業用水路の上や河川の側面で使う実験も行う予定です。

年内に東京電力に仮申請をして来年3月までに実際に事業を行う会社を設立する方針です。神奈川県も全面バックアップの構えです。

太陽光発電の立ち上げと同時に別の自然エネルギーにも挑戦します。樹木のせん定枝や廃材を集めて発電するバイオマス発電の可能性を調査しています。

廃材を燃して電力にするだけでなく蒸気を発生させて温水にする方式の発電が既に開発されています。この温水を活用できる場があれば一挙両得になります。

直接活用するならばお風呂です。病院や福祉施設での活用が考えられます。農業分野では、野菜や花や果実の温室栽培です。

私は農業への応用に着目しています。事実上減反の見直しが決まりました。日本のコメ農業は大きく変わります。水田の利活用を考えなくてはなりません。

TPPで入ってくる安い農産物に対抗しなければなりません。農業の工業化も必要です。安全で価格が安いを両立させることが大切です。

農産物工場のエネルギー源を太陽光やバイオマスなどの自然エネルギーでまかない、最先端技術を活用してコストを下げつつ安全性も追求することです。

足柄平野を舞台に新たなる農業に挑戦します。そのための第一歩が自然エネルギーの発電所の建設です。必ずやり遂げます。