公明党のホームページを開くと熱く立党の原点を語っています。

「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」

「死んで行く」とまで言い切るのですから並大抵の決意ではないはずです。

立党の原点を前に胸を張れる公明党の政治家は果たして何人いるでしょうか。

公明党に限らずこの立党の原点の崇高さは政治家にとりハードルが高いです。

「大衆の中で死ぬ」を実践した人物がいます。キューバ革命の英雄チェ・ゲバラです。

ゲバラは、カストロとともにキューバ革命を成功させた後、南米ボリビアで命を落としました。

私が私淑する亀井静香さんの事務所にはゲバラの写真が飾ってあります。

ベレー帽をかぶりひげを蓄え有名な写真です。革命の闘士なのにやさしさがにじみ出てます。

女優の有馬稲子さんはエッセイの中で「志の高さは男を美しくする。」と書きました。

亀井さんは「ゲバラに比べれば俺なんてとてもとても…。」と語ってました。

亀井さんと言えばタカ派で国家主義者のイメージが強い政治家です。

しかし弱者へのまなざしは堅固で弱者の視点から主張を展開してました。

亀井さんであってもゲバラは比較するのは気が引けるほどの存在です。

そのゲバラと同等の人生を歩むことを高らかに宣言したのが公明党の立党の原点です。

公明党の政界進出を推し進めたのは創価学会の池田大作名誉会長です。

1960年代創価学会への差別と偏見に抗し政界進出を実現しました。

池田名誉会長はゲバラばりの使命感を持ち大衆のための政治を指向したのだと思います。

そうでなければ「大衆のために死ぬ」とまで言い切れません。際立って重い言葉です。

公明党の代表選挙があり山口那津男代表が8期目の代表となることが決まりました。

山口代表は立党の原点、「大衆とともに」の精神について語ってます。

「庶民の声を代弁する政党、政治家はいないのか」との声に応えるのが公明党だと言います。

党の現状は果たして立党の精神から見てまっとうな姿だといえるでしょうか。

新型コロナの自粛期間中に銀座の高級クラブで飲み歩く党幹部がいました。

所属議員のセクハラスキャンダルを党が隠ぺいしたとの報道も出ています。

「大衆の中に死んでいく。」とまで言い切った崇高さは感じられません。

公明党は変調をきたしてます。参院選の比例代表の得票は6年間で140万票減ってます。

自公連立政権23年。立党の原点が置き去りにされ、たるみが出た結果だと思います。

旧統一教会問題の影響も不気味です。宗教を支持母体とする政党への疑念が高まってます。

立党の原点に立って党改革に取り組む覚悟がないと低落傾向は止まらないと思います。