岸田総理、国葬をめぐる分断に対し謝罪せず
安倍元総理の国葬をめぐり反対意見が巻き起こり国民の間で分断を招きました。
この事態を引き起こしたことについて岸田総理が国会でどう発言するか注目してました。
様々な意見を重く受け止めると述べたものの分断を招いた政治責任については語りませんでした。
岸田総理のこの姿勢は所信表明全体の価値を決定づけてしまいました。
物価高騰対策や経済対策をるる説明しても聞く気持ちを高めなかったからです。
岸田総理が分断を招いた一切の責任は自分にあるとして謝罪したら印象は180度違いました。
政治責任を潔く認め国民に謝罪する姿勢を明確に示すことは岸田総理の評価を高めたはずです。
国葬は無事終了しました。このタイミングで頭を下げることは対立を緩和したはずです。
残念ながらそうはなりませんでした。これでは支持率は上がりません。
聞く耳を持つことが岸田文雄の原点だと述べてましたが白々しいです。
あれだけの反対論を引き起こしたのです。聞く耳があるのならば何らかの対応をするはずです。
政治責任を認めず謝罪もしないとなれば聞く耳がないことと同意義です。
旧統一教会をめぐるスキャンダルはとどまるところを知りません。
山際大臣が旧統一教会の総裁と面会していたことを認めました。
トップと会っていて記録がないので明確にしなかったとの説明は通用しません。
2日日曜日の夜に放送されたNHKの特集番組の中で山際大臣の支持者が不信感を述べてました。
山際大臣の事実を指摘されると認めるような姿勢に対してです。
このようなことでは次の選挙では応援できないとまで発言してました。
山際大臣の姿勢を許容することは岸田総理の対応が生ぬることの象徴となります。
今後は関係を持たないと意思表明すればで免罪符を得れると考えるのは早計です。
国会は今日から代表質問、引き続き予算委員会で論戦は本格化します。
経済問題の前に国葬で分断を招いた岸田総理の政治責任と旧統一教会問題が立ちはだかります。
国葬については岸田総理が政治責任を認め謝罪するまで野党が追及できるかです。
旧統一教会については山際大臣の辞職に追い込むまで国民世論を喚起できるかどうかです。
後者については野党各党も関係があったことが調査で判明しています。
追及が手ぬるいと脛にきずがあるからではないかと疑われかねません。
NHKの特番で学者が旧統一教会の論理と保守派の接近は問題だとして指摘してました。
植民地支配を償うとして献金を正当化する論理に日本の保守勢力が無批判なのは問題です。
目先の選挙に勝つという実利優先だったとたと分析してました。卓見だと思いました。