農業振興の最大の敵は放射能。

昨晩、東京で二宮尊徳を学ぶ一円塾の会合がありました。東京を中心に栃木や富山、岐阜など各地の一円塾のメンバーが2ヶ月に一度一度集まります。

一円塾は思想家としての二宮尊徳ではなく実践家としての二宮尊徳を学ぶことを目指しています。企業の経営者や医者、銀行マンなど16人の参加でした。

私と小田原市議会議員の小澤峯雄さんがあしがら平野一円塾を来年早々立ち上げると伝えました。二宮尊徳の生まれふるさとの新たな動きだと歓迎されました。

TPPへの参加が取り沙汰されています。このままでは農業がダメになるので、今こそ現代の二宮尊徳が不可欠だという話になりました。

一円塾のメンバーにはトマト作りにかけては日本一という農業のエキスパートがいられます。英知を集めれば農業振興策を打ち出せると思いました。

昨晩の会合では、漢方の薬草を工業的な手法を導入して栽培するなど新たな分野への挑戦が必要だなどの意見が出ました。

足柄平野の農業も高齢化が進み危機的な状況です。TPPが追い討ちをかけてくると一気に瓦解する恐れもあります。

小沢市議は、開成町の弥一芋、大井町のひょうたんといった特産品に加えマンゴーなど新たな特産品作りを目指すというアイデアを出していました。

100年を超える伝統を誇る吉田島農林高校が総合高校となり農業科がなくなりました。農業専門学科を復活させる運動を興したらどうかと言われました。

神奈川県には東京農大、明大、日大、玉川大といった農業関係学部を持っている大学があるので連携を図る必要があるとアドバイスを受けました。

岐阜県から来られた方が原発に関連して放射性廃棄物の地層処理の実験を岐阜県内で行ったが適さないということが判明していると言われていました。

実験を行った場所は花崗岩が分厚く処理に適した土地であると期待されていましたがダメでした。この事実が広く伝えられていないと危惧していました。

放射能は目に見えない恐怖で農業の基盤である大地を汚します。農業振興にとっては最も大敵だと言わざるを得ません。

 

 

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