統一地方選まで半年

統一地方選の日程が固まりました。前半戦が4月9日、後半戦が23日と報じられました。

半年を切りました。岸田政権にとって通常の統一地方選挙以上の重みをもちます。

安倍元総理の国葬への反発や旧統一教会と政治とのゆ着で支持率の下落が止まりません。

ウクライナへのロシアの軍事侵攻は戦闘激化の兆しを見せていて核使用の危険性も出てきました。

エネルギー危機による物価高騰が続くことが見込まれ円安が拍車をかけています。

新型コロナ対応も依然気が抜けません。冬の間の流行次第では争点となります。

旧統一教会問題をを始め来年の統一地方選挙へ影響が及ぶ重要課題ばかりです。

自民党は政権運営を不安定にしないよう注力するのは間違いありません。

公明党は参院選での変調を持ち直せるか正念場の選挙となりました。

立民党や維新の会は組織基盤は弱いとはいえ攻め手は持っています。

国民民主党の立ち位置は与党寄りです。地方選挙でこの姿勢がどう判断されるか試されます。

共産党は政府に対し徹底抗戦路線です。独自路線で活路を見い出せるか問われます。

地元の神奈川県は知事選と県議選、横浜などの市議選、一般市町村の首長と議会選があります。

神奈川県政に強い影響力を持つ菅前総理が黒岩県政を評価する発言をしています。

真意はうかがい知れませんが黒岩知事の4選出馬ありのサインかとも受けとれます。

県知事選の争点として大いなる論戦を望むのは横浜などの大都市との役割分担です。

県からの独立を目指す特別自治市構想をめぐって県と政令市側が対立しています。

神奈川県は、県と同等の権限を持つ横浜市など大都市の人口が3分の2を占める特別な県です。

県知事選は県と巨大都市の役割分担を徹底的に論議する絶好のチャンスです。

この論戦を県議選や横浜などの市議選にも波及させて大議論にして欲しいです。

身近な地域の選挙で最も注目しているのは小田原市の県議選です。

前回佐々木ナオミさんが初めて女性議員として議席を獲得しましたことは画期的です。

定数2で自民は別格で強いです。今度は立民と維新で1議席を争う構図です。

佐々木さんに3千票差で負けた大村学さんが維新に入り再チャレンジします。

地方における立民と維新との力関係を見るまたとない選挙区になりました。

佐々木さんはここで敗れれば何のために前回議席を得たのか意義が雲散霧消します。

小田原における女性の政治参加を確立するために負けられない戦いです。

維新は松沢前知事が先の参院選で復活し神奈川県西部地域で根強い人気を有してます。

立民と維新、どちらの方が幅広く支持を掘り起こせるかが勝負を決めます。