神奈川県二宮町の暴走老人の胸突き八丁

二宮町の坂本孝也前町長、78歳で町長へのリベンジに挑戦中です。

村田邦子町長が進める役場庁舎の移転新設に待ったをかけるのが目的でした。

東大植物園跡地に新設の小学校を建設し教育のまちで二宮を変えようと主張しました。

教育施設の充実で人口減少が止まらない二宮の現状に危機感を持ったためです。

坂本さんとは旧知の間柄である私は政策について相談を受けた際に大賛成しました。

私の町開成町がまさに教育で人口増を果たしたからです。きゅいくはまちづくりの根幹です。

人口が増えて学校を建設したのではなく先手を打って施設の充実を図りました。

良好な住宅地とセットにすれば魅力的な小学校の建設が子育て世代を引きつけます。

東海道本線の駅があり温暖な気候の二宮町ができないはずはありません。

最大の障害は坂本さんの78歳という年齢です。常軌を逸していると思われがちです。

私はいわば暴走老人となって町政の流れを変えるの一点で活路を見い出すべきだと助言しました。

坂本さんは暴走老人イメージは避けつつ極めて具体的な教育のまちづくりプランを発表しました。

年齢問題は一期で若い世代に譲ると明言し覚悟のほどを示しました。

村田町長と一騎打ちになることを念頭に戦略を組み立て若い世代の票も得ようとしました。

先月55歳の社会福祉法人常務理事の三枝公一さんが出馬表明しました。

坂本さんと同様に役場庁舎の移転には反対で福祉や教育に財源を回すと公約に掲げました。

坂本さんにとっては誤算です。反村田町政の票が二分されてしまうからです。

年齢も78歳の坂本さん65歳の村田町長に対し三枝さんは55歳で若く有利です。

坂本さんにとっては選挙戦略の大前提が崩れ窮地に追い込まれた形に見えます。

坂本さんは遠慮しつつ進めていた暴走老人路線の原点に返るしかないと思います。

何のために老骨に鞭打って批判を怖れずに出馬したか覚悟を町民に示すしかありません。

教育のまちづくり構想をまとめられるのは実績のある自分しかいないとの開き直りが不可欠です。

空中戦を展開しても世代的に若い候補者が出たため得票は期待できません。

徹底したどぶ板選挙でかつての支持層を固めることに精力を注ぐべきだと思います。

新人候補が村田町長への支持層を崩して混戦となる可能性は十分にあります。

知名度はあります。暴走老人が教育の町の具体的政策を掲げて競り勝つ可能性はあります。

坂本さんから最初に出馬の意向を聞いた際に「このままでは死ねない」と語ってました。

可能性を信じ開き直って暴走して欲しいです。人生に悔いを残してはいけないと思います。