続・統一地方選まで半年
2019年の統一地方選、神奈川県西部地域でちょっとした地域政治革命が起きました。
各地域の将来をしょって立つような有能な人材が一気に輩出したのです。
小田原市議会では小谷英次郎さんが3273票を獲得しトップ当選を果たしました。
立憲民主党という看板を背負ったとはいえ地盤や組織は皆無です。
地域との縁は県立小田原高校の超人気の社会科教師だったという経歴だけです。
早稲田大学の雄弁会出身で世界160か国を放浪したという体験の持ち主です。
城下町で地元出身以外の人物を避ける傾向のある小田原の有権者に受け入れられたのは事件です。
当時38歳という若さへの期待、経歴のユニークさに対する注目度の高さがあったと思います。
地元の名門小田原高校の教師という経歴は小田原地域の人々に対する安心材料になったと見ます。
小谷さんの当選後の活動は孤立を恐れぬ立ち回りです。守屋市政に反旗を翻してます。
ダメなものはダメという胆力は政治家として成長するには欠かせぬ才能です。
守屋市長にとっては目障りな存在であるに違いありませんが小谷さんに臆するそぶりはありません。
最近の市議会での追及は先鋭です。宣戦布告だと感ずるほどです。
有権者が小谷さんの媚びない姿勢をどう判断するのか高い関心を寄せてます。
次の選挙でトップ当選できれば小谷さんは若き実力政治家としてブレイクするでしょう。
小田原市議選では行動力溢れる女性新人候補が名乗りを上げています。
原久美子さん、市内で内科を開業している医師です。とにかく活発な方です。
埼玉県出身で都内の医大を卒業後1994年に小田原市内の病院に勤務後開業です。
後援会のホームページには「歌って踊るドクター」とタイトルがついてます。
医師業のかたわらフラダンスの指導に当たってます。そもそもスポーツウーマンでした。
医師ですので地域医療の充実や災害時の医療対応などの主張には説得力があります。
即戦力の候補者です。前回の小谷さんのように衝撃デビューができるか注目してます。
立憲民主党からの立候補を予定してます。小谷さんと合わせて強力な布陣です。
小谷さんと原さんの競演は佐々木ナオミさんの県議選にも好影響を与えるはずです。
原さんのほかにも無所属で寺島由美子さんと佐々木郁子さんが出馬予定だと報じられました。
佐々木さんと支持基盤は重なり佐々木さんへの支援体制は分厚くなりそうです。
小田原は県西地域の中心都市です。小田原市議選が熱くなることは周辺地域に波及します。
小田原市議選の行くへは来年の統一地方選の中で目が離せない選挙となりました。