自啓共創塾in瀬戸屋敷

現代日本人の教養は何かを探求されている皆さんが開成町を訪問しました。

自啓共創塾の有志の皆さん15人で特別セミナーとして開催されました。

企業経営者や著名企業に勤務されている方やOB、公務員ら多士済々です。

5日の午前10時小田急線開成駅に集合、かやぶき屋根の古民家瀬戸屋敷まで歩きました。

開成町の名前の由来から話を始め河川敷にある治水碑を説明して1時間20分かかりました。

参加者の皆さん駅前の都会的な住宅地から田園地帯へと様変わりする景色を堪能してました。

瀬戸屋敷では瀬戸酒造の森隆信社長に講師を務めてもらいました。

みんなのわが家、瀬戸屋敷の運営を任されている立場から体験談を解説しました。

来場者の数にこだわるのではなく質を求めたいという姿勢が印象的でした。

外国人の観光客が最近増えて来ており町民との触れ合いを求めているということでした。

町役場と連携をして多様なふれあいの場を用意していくことを考えたいと話していました。

古民家瀬戸屋敷は多様な交流の場とすることが再生の目的のひとつです。

セミナーのような形で瀬戸屋敷を利用してもらえることは大歓迎のはずです。

昼食は瀬戸屋敷とタイアップしているNPOの郷の市の手作り弁当でした。

お弁当のおいしさに舌鼓を打ちながら瀬戸酒造の復活の物語をたどりました。

BSテレ東で放映された映像も放映しながらの解説でわかり易かったです。

森社長らの熱い思いが次々と人を良き寄せ復活へとつながったことがわかります。

まずは志というか思いが原点ということが参加者の皆さんに伝わったと思います。

天も見てます。フランスの品評会でいきなり賞がプレゼントされました。

頑張ったご褒美です。箔がつき販売が加速したと話していました。

3億円の投資をして機械化すべきところは最新鋭の機械を導入しました。

人手をかけるところは手作りにこだわりハイブリッドの生産方法です。

多品種で少量を生産する方法とネットでの販売を組み合わせています。

上級銘柄を好むお得意さまも拡大しているようで復活の物語は順調です。

瀬戸酒造の酒蔵見学は大好評でした。お酒をたしなみながらセミナーは続きました。

まちづくりの中に瀬戸屋敷の再生と酒蔵復活が位置づけられていることを理解してもらいました。

日本人ならば誰もが郷愁を抱くほっとする空間の中で未来を考えるのはぜいたくなひと時です。

日本人として身に着けるべき教養について手掛かりが得られたならば願ってもありません。

瀬戸屋敷と瀬戸酒造はまちづくり応援団だとつくづく思わせてもらえた一日でした。

 

 

 

 

 

 

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