特定秘密法案をめぐる与野党折衝で日本維新の会がみんなの党に続いて修正合意しました。衆議院の通過前にバタバタと2党が妥協したことになります。

私の政治記者時代の感覚からしてこんな形のスピード妥協は考えられません。自民党一強時代に怯えているのか野党の存在感ありません。

自民党は衆参両院で多数を占めています。この手の法案を単独で成立させて強権のイメージを国民に植え付けることだけが懸念材料だったはずです。

まずは与党である公明党が早々と落ち与党の共同提案になりました。修正は、衆議院通過段階と参議院での成立段階の2回あります。

今回は、衆議院通過段階で4党の共同提案となりました。異常な早さです。参議院段階では、民主党を揺さぶって解体させようとしているかもしれません。

自民党は強行採決は嫌ですからやり方によっては自民党をそれなりに追い込むことも可能でした。野党側に戦う戦術は皆無といって良い状態でした。

マスコミ各社の世論調査は、ばらばら。それぞれの社の社論が世論調査に示されるという異様さです。賛否両論に分かれていて大して頼りになりません。

勝負は国会対策上の折衝でした。この舞台でひょっとしたら与党が強行採決というドラマを起こせない限り波乱を呼び込むことは不可能でした。

みんなの党も維新の会も国会戦術を繰ることができるプロフェッショナルがいません。数を持つ自民にとっては赤子の手をひねるようなものでしょう。

大政翼賛体制が一歩進みました。危険な法案がいつの間にか通る構造ができました。しかし、こうした構造を選んだ大元は、国民による衆参両院の選挙です。