二宮町長選、勝利の笑顔がほほ笑んだのは現職の村田邦子さんでした。

村田さんが6020票、三枝公一さんが3656票、坂本孝也さんが2885票。

反対するふたりの票を合わせると村田さんの得票をわずかに上回ります。

反対派が二分されて現職が残るという現職の強みを発揮した形になりました。

4年前の選挙も同じように反対票がわかれ現職が勝ち残りました。

反対派が一本化されれば勝負はわからなかったという選挙が続いたことになります。

投票率は4ポイント近く下がりました。今回の方が有権者を喚起しませんでした。

村田町政に対抗する側のインパクト不足に原因があると見ています。

二番手は55歳と最も若かった三枝公一さんでした。正式出馬表明は9月になってからです。

勢いを加速させるには時間が足らなかったということだと思います。でも善戦です。

隣接する中井町で54歳で移住者の元町議会議長が当選した影響もあったと思います。

78歳で元町長の坂本孝也さんは55歳の三枝さんが出馬したことが痛手でした。

政策的に優れた主張をしても有権者は聞く耳を持ってくれませんでした。

年齢を見て耳を塞いでしまったというのが実態だと推測しています。

私は年齢が高くても不退転の決意で戦いに挑んだ坂本さんに敬意を表します。

普通なら批判を恐れて後手を踏むところです。出馬に踏み切ったのは勇気です。

落選したとはいえ坂本さんの役場庁舎の移転阻止、教育の一点突破は傾聴に値する主張です。

惜しむらくは坂本さんに”暴走老人”になり切って欲しかったという思いはあります。

もう少し派手に選挙運動を展開し過激に政策を主張する狂気が足らなかったと感じます。

狂えと言われても元町長です。過去の実績に対する自負がそうはさせません。

坂本さんが40代、50代の新人候補だったら一対一の戦いになり圧勝していたと思います。

過去の成功体験を一切合切振り払うことは予想以上に困難だということがわかります。

現職の壁を破るのは若くしがらみのない新人候補で一本化することが必要です。

若さゆえの過激な挑戦が許されます。爆発的な力がないと現職には勝てません。

27日に大磯町長選挙があります。5人が出馬する混迷の選挙です。

現職は引退、40代50代の候補者がいません。二宮町長選挙とは構図が異なります。

激戦は必ずしも投票率を上げません。二宮町長選挙は投票率が下がりました。

大磯町長選挙もさほど投票率が上がるとは思えません。相対的に固い票を持つ候補が有利です。

現職が推す候補か、県議や町議で政治経験がある候補が勝ち上がるか私は読めません。