18日対面で日中首脳会談が行われました。NHKはおよそ40分間と伝えました。

日経新聞は会談は予定時刻の8時半より16分遅れで始まり会談時間は36分と詳述してました。

日中両国首脳が対面で会談するのは3年ぶりで岸田総理は初めてです。

日経新聞は「当初予定を上回る」ことはなかったと書いています。

両国首脳が熱い議論を戦わせ予定時間を超える可能性があると見ていたのだと思います。

結果は想定内でサプライズはありませんでした。日中関係の現状を反映してます。

日本側は小手調べに終始し中国側は日本の姿勢を見越し事務的に対応したと思います。

結果として通訳を入れて40分弱の会談と相成ったというわけです。

米中首脳会談は3時間です。比べ物にならない時間を要しています。

アメリカも中国も大国として渡り合わなければならないと認識しているからです。

日本の存在感の小ささがわかります。直視しなければなりません。

米中対立の激化を受けて日本はアメリカとの同盟関係の強化の姿勢を明確にしました。

中国から見ればアメリカの言いなりと位置づけているはずですから会談の意味は薄らぎます。

中国側の狙いはG7諸国が反中国で固まらないように策略を巡らすことでしょう。

ドイツが動きました。ショルツ首相はG7 首脳の中でいち早く訪中しました。

メルケル前首相もそうですがドイツという国はずる賢い本性があります。

政治的には対峙するような姿勢を示しながら商売はちゃっかり進めます。

今回のショルツ首相の訪中でも名だたる企業を引き連れての行脚でした。

アメリカ主導の経済面の対中包囲網に反対する姿勢を示したと中国メディアは伝えてます。

中国はドイツ企業が開発した新型コロナワクチンを在住外国人に接種することを認めました。

ショルツ首相がG7首脳として最初に訪中してくれたことへの謝礼の匂いがします。

日中戦争の時も日本軍はドイツ軍事顧問団によって精強化された蒋介石軍に苦しめられました。

日独防共協定で日独同盟が明確になるまでドイツと国民党政府との関係は深いものがありました。

中国は経済的結びつきの強いイタリアにも食指を伸ばしているはずです。

イタリアは極右のメローニ新政権が誕生し経済重視で中国への接近はあり得るからです。

経済的メリットを餌にイタリアをからめ捕ろうと策略を巡らせているに違いありません。

来年のG7サミット議長国の日本は苦しい立場に追い込まれていると見た方が良いです。

覇権を断じて譲らない姿勢のアメリカとずる賢いドイツ、揺れるイタリア。

岸田総理の地元広島で開催されるだけに各国の結束が崩れる事態になれば信頼は地に落ちます。