忍耐の森保采配に感嘆

サッカーワールドカップ、カタール大会が開催中です。日本が強豪ドイツを破りました。

森保監督の忍耐強さに驚きました。前半は動かずにじっと我慢してました。

ドイツにやられたい放題でした。PKの1点でよくぞしのぎました。

試合後のインタビューによれば攻め込まれる事態は予測していたとのことでした。

NHKの解説の岡田元日本代表監督が自分なら早めに動いたかもしれないと語っていました。

ワールドカップでピンチに陥りながら冷静に戦況を見つめる精神力は半端ではありません。

今年のプロ野球日本シリーズを制したオリックスの中嶋監督との共通性を感じました。

選手を信頼しぎりぎりまで使う辛抱強さがふたりともよく似ています。

後半は戦術を劇的に変えて攻撃的布陣を敷きました。途中起用された選手が躍動しました。

ビックマウスの堂安選手、有言実行でした。浅野選手のゴールは神懸かってました。

岡田元監督が「浅野らしくないトラップ」と表現していたところに表れてます。

後ろから来たロングボールを自らの足元に落としてトップスピードのドリブルへ。

シュートを打つ角度がないと思われた瞬間に右足を振り抜きました。

世界最高のゴールキーパーと言われるノイアー選手も触れることができません。

奇跡が起きました。監督と選手、ワンチームとなったからこその事件でした。

前日、日本代表以上の大番狂わせがありました。サウジアラビアがアルゼンチンを破りました。

サウジは世界ランク51位です。アルゼンチンは3位です。信じられない出来事です。

日本代表と同じように前半PKで1点取られ後半に逆転しました。

相手は世界最高峰のメッシがいるアルゼンチンです。もっと日本で報道されても良いです。

ワールドカップやオリンピックは常にそうですが自国中心主義です。

世界に目を広げて丹念にニュースを広いその背景に迫って欲しいものです。

サッカーの世界はヨーロッパが牛耳っていることも報道に差が出た可能性があるかもしれません。

アルゼンチンは強国と言えども南米の国です。ヨーロッパの国だったら大騒ぎだったでしょう。

日本の世界ランクは24位、ドイツは11位です。大番狂わせとは言えません。

それなのに衝撃が大きいのはドイツがヨーロッパの強豪だという側面があると思います。

日本の次戦は中南米の小国コスタリカです。小さくてもキラリ路線の国です。

非武装で教育投資重視が特色の国家です。サッカーは2014年ブラジル大会でベスト8です。

あなどれません。名将の域に達した森保監督がどう戦略を練って来るか今から楽しみです。