全国に66病院を抱える日本最大の医療法人グループ、徳洲会をめぐる公職選挙法事件が思わぬ展開となりました。猪瀬直樹都知事に5000万円。

昨年12月の都知事選挙に出る前に徳田毅衆議院議員が議員会館事務所で5000万円を直接手渡したと報道されています。朝日新聞の特ダネです。

猪瀬都知事の釈明が聞き苦しいです。「資金援助。」と説明していたのが「借りた。」に変更。「妻名義の貸金庫に入れた。」あと事件発覚後返却。

NHKは猪瀬都知事が1億円を要求したが徳洲会側が5000万円で済ましたと流しています。こちらは全面否定しています。

いずれにしても、やましいところがないのならば、堂々と開き直れば良いはずです。火の粉を払いのけようとジタバタしているように見えます。

猪瀬都知事に対しては凄まじいバッシングが続くでしょう。猪瀬さんは俺が俺がの姿勢がひどく強い人です。当然のことですが敵が多いです。

舌鋒鋭く理論を展開する能力に長けていますので言い負かされてしまいます。じっと耐えていた方々がここぞとばかりに牙をむくでしょう。

猪瀬都知事の持論の一つに「霞ヶ関解体論」があります。霞ヶ関の中央官庁を槍玉に上げることで自らの存在感を高める手法を取ってきました。

道路公団の民営化、私も委員として関わった地方分権改革推進委員会での発言もそうでした。攻撃された側の官僚にとっては格好の反撃のチャンス到来です。

事件そのものが今後どのような経緯をたどるかは判りません。しかし、猪瀬都知事に対して辞めろコールは収まらないと思います。

猪瀬都知事を攻撃する側は、オリンピックを迎える東京都知事の顔として相応しくないという万人が納得する大義名分を掲げるでしょう。

猪瀬都知事にとって反論の余地がありません。外堀を埋められて行きます。安倍政権にとって事態の混迷は打撃となります。見捨てる道を選ぶと思います。