78歳の敗軍の将、二宮町の坂本前町長を慰労
住民と直接向き合う市町村長は抽象的なことを語っているだけではダメです。
具体の実績を残して初めて市町村長の役割を果たしたといえます。
総理大臣のように国の大方針を方向付ける役職とは明らかに役目が異なります。
市町村長が総理大臣のように大所高所に立ってしまうと住民とかい離します。
率先垂範で自ら現場に足を運び住民とともに考えることが基本姿勢です。
市町村長が超然としているということは役人のみこしに乗っているだけということです。
前例踏襲の政治を行うならばいざ知らず困難な課題に直面している今の時代には合いません。
首長候補者を見極めるには明確性と具体性それと積極性がポイントです。
挑戦者は自分がなったら何をするのか明確かつ具体的に語らなければなりません。
現職は4年間で何をしたのかを実績を具体的に説明できることが絶対条件です。
昨日二宮町長選挙で敗れた坂本孝也さんが私の自宅にあいさつに来られました。
78歳で敢然と挑戦した姿勢は立派だったと思います。慰労の言葉をかけました。
残念ながら前町長の訴えに耳を傾けてくれる町民は少なかったです。
坂本さんは支持者が高齢になり亡くなる方も多く、若い人への接近も難しかったとのことです。
自民党など保守層が現職支持に流れたことが選挙の行方を決めたようです。
私は坂本さんが庁舎建設を止め教育のまちづくり推進を掲げたことを高く評価してます。
高齢化が進む二宮町の未来を拓くにはこの方策しかないと確信します。
坂本さんは敗れましたが二宮町は坂本路線を取らざるを得ないと見ます。
坂本さんは下を向かないで欲しいです。政策の先見性は時間が証明します。
坂本さんのようになって何をするのかが明確で具体的であっても年齢の壁は厚かったです。
坂本さんへの注目度は高まらず選挙戦での政策論争は熟しませんでした。
現職の村田町長はなって何をしたかは判然としないものの現状維持となってしまいました。
坂本さんは内心はじくじたる感情が渦巻いていると思いますがさっぱりしたと話してました。
次の選挙では若い世代の候補者が出て坂本路線の実現を目指して欲しいです。
来年4月は統一地方選挙です。人口減少・少子高齢化にどう立ち向かうかが最大のテーマです。
なって何をするか、なったら何をしたか。明確に具体に語れる人を選ばないといけません。
地域ごとに事情が異なります。各市町村長の指導力が厳しく問われる局面です。
明確で具体的な政策を掲げ実現に向けて積極性に富む人を選ぶことが大切です。
そうしないと人口減少・少子高齢化は止まらず日本再生は遠のくばかりです。