強権独裁中国の落とし穴
3期目に突入した習近平主席による一党独裁国家中国のゼロコロナ政策にほころび出てます。
指導部に対する批判はご法度の強権独裁国家で習近平主席の退陣を求める声が出ました。
ゼロコロナ政策で徹底した隔離生活を強いられ中国民衆の怨嗟の声の大きさを示してます。
10月の第20回党大会で習近平体制は盤石の支配体制を確立したと言われました。
しかしその基盤は中国民衆の批判にさらされ政策を修正するかどうか岐路に立たされました。
直ちに習近平体制に響くとは思えませんが世界を驚かせるに十分な抗議デモです。
強権独裁国会は中途での政策の修正は効かず民衆の暴動めいた行動で是正されます。
民主主義国家は様々な異議申し立ての機会があるため政策の修正は常にあり得ます。
強権独裁国家はリーダーが掲げた政策に過ちがあることは許されません。
政策立案者たちの中での意見調整はあり得ません。下部組織まで徹底します。
一般民衆による意義申し立ては徹底弾圧されます。民主的な統制とは縁がありません。
行き着くところまで行くと民衆の強烈な反発はデモや暴動となります。
中国と同様、強権独裁国家のイランで広がっている反政府デモと共通性が見て取れます。
イランも一般民衆に異議申し立ての機会はありません。民衆の不満はデモや暴動となります。
中国の場合はゼロコロナ政策という習近平主席の一大方針に対する意義申し立てです。
イランは強権体制に不満を持つ国民たちが女性の不審死をきっかけに爆発したものです。
中国の方が支配者の政策に過ちがあったかどうかに直結するので重大事案です。
新型コロナは2019年の終わりから翌年のはじめに中国武漢で発生しました。
習近平政府は徹底した封じ込めで感染拡大を抑え込み2020年9月に勝利宣言をしました。
アメリカで新型コロナの死者が膨大な数に上っていることを批判していました。
考えてみれば自国が発生源でありながら抑え込んだと胸を張る態度はいかがわしい限りです。
現状は強権独裁体制が落とし穴にはまり慌てふためいているかのようです。
自業自得と言わざるを得ません。日本は強権独裁中国を反面教師とすべきです。
強権と独裁政治は新型コロナ危機に盤石ではないことがはっきりしました。
情報公開と民主的手続きにより国民の理解を得ることが強じんさを再確認する必要があります。
強権独裁の中国の強大化を恐れる意見がまん延してますが過剰反応は禁物です。
民衆を強権で抑制することで政権を維持する不条理は必ず揺らぎが来ます。
日本は戦後積み重ねてきた自由と民主主義体制に自信を持ちその強化に努めるべきです。