森保監督、生きたレジェンドとなれず残念無念

全国民からの熱い期待を一身に背負うサッカー日本代表監督の重圧はいかほどでしょうか。

想像を絶するプレッシャーだと思います。森保監督は跳ねのけたと言えます。

目標のベスト8は逃したとはいえドイツ、スペイン撃破は見事でした。

前回大会準優勝のクロアチアと延長戦を入れて120分強。得点できませんでした。

PK戦は見るのがつらいです。キャプテン吉田選手が外した時点で諦めました。

今大会は森保監督の特色である選手の能力を信頼をし使いこなす采配が光っていました。

スタメン選手だけでなく交代で出た選手も監督の信頼に応えるべく躍動していました。

切り札の三苫選手が入るだけでワクワクします。実際必ず期待に応えます。

私はNHK時代に川崎市鷺沼の寮に住んでました。息子は鷺沼小学校の出身です。

三苫選手と田中選手は卒業生だとのことで驚くと同時にファンになりました。

スペイン戦は三苫選手の奇跡の折り返しを田中選手がゴールに押し込んで勝ちました。

鷺沼小学校コンビで強豪スペインを撃破したことになり記憶に焼き付きました。

残念なのは鎌田選手です。森保監督は使い続けました。でも得点できませんでした。

4年後は大エースとして活躍して欲しいです。間違いなくしてくれるでしょう。

森保監督の道のりは天国から地獄、そして天国に這い上がりました。

強豪ドイツに逆転勝ちした時の鮮烈な采配ぶりは絶賛の嵐でした。

ドイツに比べて与しやすいと思われたコスタリカにはもどかしい攻めが続きました。

キャプテン吉田選手のクリアミスから失点しそのまま敗戦となりました。

森保采配は手のひら返しに合いました。ここまで評価が逆転する例は見たことありません。

森保監督はこの逆境をスペインに勝つことによって逆に手のひら返しをしました。

世界屈指のパスサッカーを破った自信は大きかったと思います。

森保監督はクロアチアに敗れ生きた伝説とはなれませんでしたが指導力は高く評価されます。

私は勝海舟の名言を思い出しました。「世評は人の自由。行蔵は我に存す。」です。

人のことをあれこれ言うのは勝手にどうぞ、行動の結果責任は自分にあるという意味です。

ここまで言い切れる胆力がないと激しい批判に耐えられるものではありません。

森保監督はこの心境に達し一戦一戦の勝敗に右往左往しない胆力を有しているはずです。

森保監督は2050年までにワールドカップで優勝することが目標と語ってます。

大きな目標があることは目先の一戦だけに一喜一憂しない視野を持つことにつながります。

2050年までに優勝するためには森保監督の続投を期待したいところです。