小学校での久しぶりの出前授業

16日開成南小学校に出向きました。酒匂川の治水の歴史の出前授業です。

開成南小学校が開校したのは2010年4月です。来年で13年です。

町長最後の年の大事業でしたので印象深いです。思い出がよみがえってきます。

10年余りが経過すると修繕が必要な箇所が出てきましたと遠藤校長が言ってました。

そういわれてみると応接室もなじんたというか歴史を感じさせるような趣になりました。

足柄の歴史再発見クラブは郷土の災害の歴史を学んで町づくりに貢献することを目指してます。

柱のひとつとして出前授業があります。小学校に出向き子供たちに学んだことを伝えます。

新型コロナもあって今年はどうなるかと思ってましたら開成南小学校より誘いがありました。

4年生のおよそ100人が総合的学習の時間に郷土を流れる酒匂川の治水の学びました。

足柄の歴史再発見クラブでまとめた『富士山と酒匂川』が教材となってます。

授業前に遠藤校長と懇談の時間がありました。総合的学習が話題となりました。

私が児童の意欲を書きたてる授業として総合的学習は大切ですねと話しかけました。

遠藤校長が町内の様残な団体や個人の皆さんの協力を得て力を入れているとのことでした。

現場で実践活動をしている方々との触れ合いは児童にとっては刺激的なはずです。

教室の中の授業では味合うことのできない熱い心を感じ取ることができるからです。

酒匂川の治水の授業でも堤防の見学を行ったというでした。印象深かったようです。

クラブのメンバー3人が参加しました。授業は関口会長が担当しました。

元高校の日本史の先生ですの教えるのはお手の物ですが高校生と小学生とでは違います。

再三にわたり問いかけをするスタイルで授業を進めていました。

最大のポイントは酒匂川が人の手で整備された川であるということでした。

江戸時代以前は全国有数の急流河川である酒匂川は自然の流れに任せていました。

江戸時代に入り堤防を作り川の流れをまとめて現在の酒匂川になりました。

1707年の富士山の噴火後の大洪水がありました。昭和になっても大洪水がありました。

ざっくりと一連の治水の歴史を紹介した後質問の時間になりました。

次々と手が上がるのに驚きました。大学では考えられないことです。

小学生の頃の好奇心に満ちた瑞々しい感性がなぜ失われてしまうのか不思議です。

大学生になると質問の時間は成立しません。日本の教育の大問題のように思います。

年間を通じて授業に関わって児童の発表ができるようにしたいものです。

児童の興味津々の表情を見ているとあっと驚く提案が飛び出しそうに思いました。

 

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