リユースはSDGsの要
2020年から新型コロナの影響で日本経済は苦境に立たされました。
4度目の正月です。運輸、旅行業界は悲惨でした。
インバウンド復活の勢いが出てきたのは喜ばしい限りです。
人口減少で市場規模が縮小する日本経済にとって国際観光は救世主だからです。
地域おこしとも密接不可分です。自治体は知恵の発揮しどころです。
リユース業界は新型コロナのまん延でも市場規模を拡大しましたた。
業界ニュースサイトによれば昨年は前年度11.1%増で2.7兆円です。
12年連続で増加というところが素晴らしいです。
今年は3兆円、2025年には3.5兆円と見込んでいます。
リユースという発想はSGGs時代に適合します。
良いものを購入して長く使う、まだ使えるならばリユースに回す。
環境への負荷を抑える消費のあり方です。
私もつい最近知人からマッサージチェアを譲り受けました。
新品を買えば高価です。無償でした。
おもちゃ・模型、ブランド品、衣料・服飾品がリユースの伸び率が高い御三家です。
減少しているいちばんはベビー子供用品です。マイナス4.6%。
今年は赤ちゃんの出生数が80万人割れと叫ばれてます。
日本の少子化は非常事態であることがリユースからも見えます。
もうひとつ売り上げが低迷しているジャンルがあります。
マイナス3.4%と下げ幅2位は書籍です。
一昨年9月から半年かけて小田原の女性史研究者の書籍を整理しました。
数十万円する貴重な研究書も本棚に並んでました。
古書店に見てもらいましたが高値での取引は無理でした。
まとめて引き取ってもらうことになりました。
特注品の本棚が残りました。
もったいないので私が引き取り自宅にミニミニ図書室を作りました。
新たに本棚をつくるよりほぼ半額で済みました。
リユース市場の拡大にはネット時代の浸透が寄与してます。
それでも対面でのやり取りで掘り出し物を発掘する楽しみは捨てがたいです。
世田谷ぼろ市は来年1月15日16日です。700もの店が通りを埋めます。
ここまでくれば世界に誇る地域資源です。
各自治体、世田谷に負けずに工夫を凝らすべきです。
わが町では6月あじさい祭りがあります。
20数万人の方が水田のあぜ道のあじさいを見に来られます。
人が集まる時はチャンスです。特色あるフリマを開催するのはありです。
身近なSDGs活動として発信できます。
イベント時には必ずフリマスペース、小さな取り組みでも重ねれば大きなうねりとなります。