台風30号フィリピン緊急報告会
フィリピンに甚大な被害をもたらした台風30号。昨晩、新横浜で現地に救援活動に行かれたボランティアの方の報告会がありました。
講師は、吉村誠司さん。プロフィールを拝見すると驚嘆します。大学在学中にNGO活動への取り組みを始めました。25歳で東京・国分寺市議会議員当選。
1995年の阪神淡路大震災でボランティア活動拠点の運営、1997年日本海重油流失事故ではHPを開設して情報発信。
イラクでの医療支援、パキスタン、中国雲南、四川、インドネシアなど各地の地震における救援活動。アフガニスタンの選挙監視活動。
2011年3月11日以降は石巻市を拠点に支援活動を継続中。そして今度はフィリピンへ飛びました。一体何者かと思える超人ぶりです。
11月19日から28日までパナイ島、レイテ島、セブ島で救援活動を続けてきました。現地でボランティアとともに住宅の復旧作業などを行いました。
住民は明るく協力しあって復興作業に取り組んでいるということでした。消防団みたいな特別の組織はなくても助け合う伝統があるいうことでした。
略奪が発生していると報道がありましたが吉村さんが見た範囲ではそうした事態はなかったと説明していました。報道とのギャップがあります。
台湾の支援チームは一日500ペソ、日本円で換算して1200円程度を支払い被災地の清掃活動に現地の人を雇っていたということです。
500ペソといえば大工さんの一日の日当ぐらいだということで結構な金額です。応募者が多く有効なやり方だと話していました。
集会では在日のフィリピン人ミュージシャンも参加し歌の披露もありました。12月8日には東京歌舞伎町のレストランで復興ライブを行うということでした。(無国籍料理 イハワン 03-6457-3098午後5時半より)