ウクライナ戦争が暴いた真実

今年は世界の認識を一変させる画期の年です。

言うまでもなくロシアによるウクライナへの軍事侵攻です。

ここまで国の主権をないがしろにする事態を想定した人は少数派だと思います。

プーチン大統領率ロシアは平然とやってのけるのです。

NATOという軍事同盟の周辺への拡大はロシアには許しがたい敵対行動でした。

だからと言ってウクライナを意のままに扱って良いとはなりません。

ウクライナは自国の安全のための緩衝地帯だと断じるのは自分勝手です。

ロシアのどう猛さは頭に刻み込んでおかなければなりません。

ロシアはその昔モンゴル帝国の苛烈な支配に250年苦しみました。

その血塗られた歴史がロシアの文化遺伝子になっている。

作家の司馬遼太郎さんの指摘です。

ウクライナでの残虐行為を見るとうなづきたくなります。

ウクライナ戦争でドイツのずる賢さがさらされました。

ドイツのロシア外交がソビエトとその後継者のロシアを太らせました。

経済的な結びつきの強化は平和につながるという考えは幻想でした。

ドイツはロシア産の天然ガスの輸入し経済を発展させました。

代金はロシアの強国化に使われました。

プーチン大統領はエネルギーを武器に変えました。ドイツが支えた格好です。

謹厳実直でルールを重んじる国という思い込みは捨てた方が良いです。

ドイツのロシア外交はナチスの残虐な侵攻のおわびの要素もあったはずです。

ドイツの経済力を利用したいロシアにとって渡りに船でした。

ドイツがロシア寄りになることで欧州を分断できます。

ウクライナの頑強な抵抗でロシアの思惑は崩れました。

ウクライナ戦争は収束の見通しが立ちませんがいずれ収まります。

一定の安定を取り戻した後が危険です。

欧米側に走った日本に対して牙を向くと見るべきです。

政治経済軍事あらゆる側面から圧力をかけてくるはずです。

ロシア相手に楽観論ほど危険なものはありません。

第2次世界大戦末期に日本との条約を一方的に破棄し満州に侵攻しました。

日本人捕虜をシベリアに連れ去り苛酷な強制労働を強いました。

火事場泥棒のように北方領土を奪いました。

ドイツも要注意です。中国に色目を使ってます。

ショルツ首相は早々に中国を公式訪問しました。

ロシアに対する対応と同様に経済的メリットを求めてです。

自らの利を優先しG7の結束を乱す行為は懲りない国だとしか言いようがありません。

来年のサミット議長国の日本はき然と対処できるかどうか問われてます。