どんど焼き、地域文化の象徴を守る


14日の土曜日正月の年中行事どんど焼きがありました。
日本中でそれぞれのやり方で繰り広げられたことでしょう。

6歳になる孫がこの手の催しが大好きです。
お昼前から夕方火が消えるまで大人に混じって番をしてました。
幼いころの体験が将来に活きてほしいと願ってます。

場所は我が家の田んぼの一角です。
自治会の組長さんたちで運営するのが慣例です。
新しく住まわれた人にとっては事情が分からず負担です。
高齢になって体調がすぐれない方もいます。
どんど焼きを継続するのは一苦労です。

世話役みたいな方が不可欠です。
私の地域でもいます。その方が仕切り役になってます。
ただし世話役も年齢が高くなってますので後継者探しも必要です。
地域から選出されている町議が役目を買って出てました。
まだ50代で現役バリバリですので頼もしいです。

町議が世話役の補佐となる以上広い視野でどんど焼きを見つめ直して欲しいです。
町全体で行われる伝統的な年中行事が廃れるのは寂しいです。
町の文化遺産として残して行くよう町の応援が必要です。

どんど焼きは正月に各家庭を訪れた氏神様を送る祭りだとされます。
古くから各地域に根差した日本の習俗です。
開成町らしいやり方を工夫して残して行くべきです。
開成町は自治会活動をまちづくりの柱としています。
どんど焼きも広い意味で自治会活動の一環として行われてます。

町がもう一段応援する余地があるのではないかと思います。
町としてどんど焼きに祭りの冠を被せるとかです。
開成町冬の風物詩、“開成火祭り”といった具合です。
周辺の市町に伝播すれば足柄火祭り、日本中で開催すれば日本火祭りです。

国連は持続可能な社会の創造のため17の目標を掲げています。SDGsです。
この中に地域文化はありません。18番目の目標にしても良いと思います。
どんど焼きに代表される年中行事は地域のまとまりの象徴です。
継続することは地域社会を守ることにことに直結します。

地域社会の高齢化は急速に進展してます。
若い世代の移住者を増やさなければなりません。
年中行事が持続できる地域は移住者の関心を高めます。
移住者からSNSの活用など新たなアイデアが寄せられるかもしれません。
年中行事は町の活力を向上させる促進剤でもあります。

開成町にはかやぶき屋根古民家瀬戸屋敷があります。
地域文化の守り手として役割を果たす存在です。
瀬戸屋敷が中心となって年中行事を守り続けて欲しいものです。