湯河原の助産院プロジェクト前進!


湯河原町議の土屋由希子さんよりチラシが届きました。
助産院開設プロジェクト活動のお知らせでした。
助産院の候補物件が見つかったとのことです。
「お片付けにご協力をお願いします。」となってました。


湯河原駅から歩いて5分ほどの空き家のかたづけです。
チラシの写真を見ると木造平屋で古いです。
部屋の中に家具や荷物が置いてあります。
ボランティアを募集して整理整頓をしようとのことです。

足手まといになりそうなことは承知の上で協力を申し出ました。
人手は足りているということで見学にどうぞと言われました。
恐らく役に立たないので配慮してくれたのだと思います。

片付け作業は22日と29日の日曜日の午前9時から午後5時までです。
男手が希望のようです。軽トラも。
我こそはと思われる方は問い合わせください。
yugawara.mama@gmail.com 090-9150-5740 です。

2021年の湯河原町の出生者数は82人です。町内には出産場所はありません。
土屋さんたちは産婦人科医の確保は難しいので助産師さんに照準を絞りました。
川崎市内から移住しても良いという助産師さんが見つかりました。
開業する候補地まで見つかったことで実現の可能性がぐっと高まりました。

始まりは土屋さんの町議会の質問でした。助産院の開設を町に提起しました。
続いて日本助産師会にメールで問いかけました。
川崎市内の助産師から問い合わせがありました。
まったくの偶然だったようで神様の配慮です。
土屋さんたちは講演会を開催し助産院開設を町民に語りかけてきました。
6月と8月2回開催で延べ100人が参加したとのことです。


地道な取り組みを重ねていることがわかります。
改修費用の問題やクリアしなければならない建築法上の問題の残っているとのことです。
「それでも進むしかない。」と結んでいます。
この気概があれば困難は乗り越えられると確信しています。

岸田総理は“異次元の少子化対策”を高々と掲げました。
“異次元”の対策を実のあるものにするためには地域に根差した取り組みが不可欠です。
土屋さんたちのような活動を応援することが大切です。
助産院の開設には異常分娩が想定される時に備え嘱託産婦人科医が必須です。
全国的には嘱託医が見つからず助産院を廃業する事態も起こっています。
産む場所を増やすのは少子化対策のイロハのイです。
“異次元”と大見えを切るなら産む環境を整えるのは国の責務です。