湯河原町の政治体質改革を争点とする町長選挙を期待


土屋由希子町議への湯河原町議会の対応が名誉棄損と認定された意味は重大です。
町議会の体質が厳しく問われています。
まっとうな主張をした町議を寄ってたかっていじめたようなものです。
若い男性議員らが主導したと聞きます。恥を知るべきです。
いさめる長老議員もいません。嘆かわしいです。

当時土屋町議が当選半年で30代の女性だからと言って足蹴はいけません。
議会規則に違反していないのに違反したと言いふらした行為は断じて許せません。
議会だよりの編集を行った議員たちは謝罪すべきです。
傾聴すべき意見だったなら年齢性別にかかわらず柔軟に対応する見識が必要です。
湯河原町議会は訴訟沙汰になった後滞納者の氏名を黒塗りにしています。
問題の重大さに気付いたのでしょう。遅すぎます。

冨田町長にも責任の一端があります。
冨田町長が早い段階で町政に乗り出していればここまで対立は先鋭化しません。
議会内部の問題だからと言って逃げの姿勢が訴訟へと発展しました。
今回の裁判は湯河原町の評価を落としめました。
温泉観光を看板とする湯河原町として好ましいことではありません。

判決文を読んで町議会側の弁護人の論理に驚いたか所があります。
土屋議員が隣町の真鶴町で起こした不祥事をあげつらってました。
真鶴町の有権者名簿を手書きではなく写メしたことです。
別個の案件で時期も異なります。
それをことさら取り上げて名誉棄損を訴えるような人物でないと言い立ててます。
弁護士の品格を疑います。

町議会の控訴は必至でしょう。法廷での争いは継続します。
懲罰の取り消しは議会の裁量の範囲ということで却下でした。
土屋町議の方も今後1審判決以上の成果を得るのは容易ではありません。
▽土屋町議にはルール違反はなく町議会の言動は名誉棄損に当たる。
▽賠償金20万円の支払いと議会だよりに謝罪広告文の掲載を命じる。
以上の判決が歴史に刻まれたことを評価し次のステージに移るべきだと思います。

1審判決は町の政治体質改革を迫ったと考えるべきです。
町議を選んだのは町民だからです。
土屋さんの町長選挙への出馬を切望します。
重大な争点のひとつに政治体質の改革が浮上した思うからです。
誰かが敢然と挑戦しなければ改革はいつまでたっても実現しません。
土屋さん以外にその任を担える人物はいません。
裁判をめぐる苦闘は2年の年月を経て実を結びました。
今度は町長選を通じ堂々と湯河原町の政治体質を問うてほしいです。