続・土屋由希子町長で湯河原町は変わる!

土屋由希子さんの挑戦は無謀には見えません。
前回町長選を踏まえての決断だと思います。
新人候補は1300票あまりの差まで迫りました。
冨田町長は4期目、多選が問題視され出しました。
新人候補は当時70歳でした。善戦と言えます。

4年の年月を経て今度は40歳の土屋さんが挑みます。
町議への鮮烈デビューから話題には事欠きません。
知名度は明らかに土屋さんの方が勝ります。
新人候補が得た4600票の上積みは十二分に可能です。

しかし冨田町長の6000票は簡単には崩れません。
5期目で多選批判が強まると言っても固定票は動きません。
目減りしそうでしないのが現職の強みです。

勝負の分かれ道はどこにあるかと言えば投票率です。
前回選挙は50%に達してません。
ここに勝負を見るカギがあります。
町民の関心が高まり投票率が上がれば土屋さんの得票は伸びます。
1ポイントで200票として5ポイントで1000票。
5ポイント上がれば接戦となります。
7、8ポイントで大接戦、10ポイントで土屋さんの勝利が見えます。

今回の選挙戦は町民の関心との戦いでもあります。
土屋さんは有権者が投票所に向かうような選挙にできるかどうかです。
投票率が低い若い世代への関心を高めることが必要です。
得意のネットを駆使した選挙が必須です。
若い世代に関心の高い教育や子育てを最大に争点にするのことが望ましいです。
土屋さんの政策を見ると教育と子育てがど真ん中です。妥当だと思います。

冨田町長は後援会組織だけでなく町関連の諸団体の支援を背景に組織戦です。
土屋さんは組織力の競争では勝負になりません。
岸田総理ではありませんが“異次元”の戦いを挑むしかありません。
強大な敵に抵抗する側の戦術に選択肢はありません。
辻説法と小さな集会、ネット発信のハイブリッド選挙で行く以外に手はありません。
この戦術でじわじわと町民の関心が広がって行けば勝負の行くへはわからなくなります。

土屋さんは冨田町長だけでなく町議会とも対立しました。
各議員からありとあらゆる攻撃が仕掛けられるでしょう。
この攻勢に耐えて突き進む胆力が必要です。
土屋さんは心配いりません。
応援する仲間も同じ気持ちを持ち続けることが大切です。
チーム土屋の強い結束は選挙の行くへを左右します。

湯河原町長選挙の火ぶたが事実上切って落とされました。
4月23日の投票日まで40日の短期決戦です。
湯河原の地域政治史上歴史に刻まれる選挙戦です。