若者の登用と外国人人材の育成が日本再生の切り札
コロナで有名になったWHO=世界保健機関。
中央年齢というデータを発表してます。
年齢の人数がちょうど同数になる年齢のことです。
日本は堂々たる第1位で45.9歳です。
以下、ドイツ、イタリアなどヨーロッパの国が並びます。
アメリカと中国は仲良く37.4歳で40位。
アジア、アフリカ、中南米、オセアニアの発展途上国は若いです。
ベトナム29.8歳、インド26.4歳、南アフリカ26歳、フィリピン23歳、トンガ21.3歳。
ケニア18.8歳、最も若いのはアフリカのニジェールで15歳です。
日本は様々な経済指標で低落が止まりませんが年齢指標はずば抜けてます。
これだけ高齢化の進展の現実を見せつけられると心中穏やかではありません。
若い国はこれからの活力が期待できます。
日本はますます老いて衰退せざるを得ません。
日本は意識を根本から変えないといけないと思います。
改革の方向はふたつあります。
まずは国内で若手の登用を進めることです。
世界の若い国々と渡り合うには若さが不可欠です。
NHKBSプレミアムで本田宗一郎さんの過去の特別番組を放送してました。
ホンダを世界的企業に育てた本田さんのモットーは若い人たちへの信頼です。
若手の登用を実践しました。
本田さんは66歳で引退、跡を継いだ社長は45歳でした。
トヨタの新社長は53歳です。
世界を相手にする企業は情勢が見えています。
それに比較して政治の世界の世代交代は遅れてます。
有能な若い人材がいればどんどん働く場を与えて行くべきです。
地域政治についても同様です。
長期政権の首長は新陳代謝を使命と心得るべきです。
もうひとつの改革の方向は世界の若さを日本に引き寄せることです。
人材のグローバル化に対応できなければ日本は老人だけの国になります。
世界中の若くて有能な人材が憧れるような国づくりが不可欠です。
ラグビーの世界が参考になります。
ラグビー日本代表は日本で生まれなくてもなれます。
国籍を持っていればOKです。
一定期間日本チームに在籍しても資格が得れます。
日本の高校や大学に留学し日本で学んだ外国人プレーヤーが大活躍してます。
ラグビーの世界を日本の社会全般に応用し実践していけばよいのです。
日本で学んだ世界の若者たちが社会の様々な分野で活躍する社会を創造するのです。
外国人労働者は出稼ぎで使い捨てみたいな発想は時代錯誤です。
意識の変革が待ったなしです。
外国人人材を育てる視点が不可欠です。