神奈川県南足柄市長選、奇跡の予感

日経新聞、文化欄の人気連載記事「私の履歴書」。
作曲家の村井邦彦さんが現在執筆中です。
昨日はユーミンこと松任谷由実さんとの思い出が書かれていました。
ユーミンのデビュー当時のエピソードです。
最初のアルバム「ひこうき雲」は難産でした。
ユーミンの歌入れに時間がかかったからです。
鬼のディレクターのOKが出ませんでした。

ユーミンはあまりの厳しさに涙したことがあったようです。
そのユーミンを励ましたのはバンドで参加していた松任谷正隆さんです。
一輪の花を刺した花瓶をそっとスタジオに置いて勇気づけたということです。
二人はその後結婚し日本でいちばん有名な音楽家カップルとなりました。
一輪の花が大輪を咲かせたことになります。

18日の晩南足柄市で市長選挙に向けたミニ集会がありました。
新人の笠井進さんの後援会主催です。
ゲストスピーカーに呼ばれ参加しました。
早めに着き席に座ったらテーブルの上に小さな花瓶が置いてありました。
椿と思われる可憐な花が差してありました。
素敵な心配りに感心しました。
奥様かもしれません…。どなたか確かめませんでした。
笠井さんのそばに気配りができる人がいることだけは確かです。


笠井さんの話を初めて聞きました。
市長になったらやりたいことがあふれている感じでした。
話の整理をつけるのがひと苦労という様子でした。
25年前町長選挙に出た時の自分を見るような思いがしました。
あれもやるぞこれもやるぞで頭の中がパンパンでした。

笠井さんは民間の小さな不動産会社の経営者出身です。
民間企業家らしい視点の持ち主でした。
箱モノを建てるよりどう活かすかに目が向いていました。
南足柄では残念ながらアサヒビールが操業を停止しました。
地元で生産されるアサヒビールは南足柄市のふるさと納税の目玉でした。
このアイデアは商工会長だった笠井さんの発案だということです。
かなりのアイデアマンです。期待できます。

私は若さと民間企業のセンスが必要な時代だと話しました。
笠井さんは58歳で現役バリバリです。
民間のセンスは述べた通りです。
市職員出身の加藤修平市長は74歳で4期目を目指してます。
高齢多選批判がくすぶる頃です。

スタッフの細かな配慮も好感を持ちました。
笠井さんのアイデアマンぶりも印象に残りました。
加藤市長は自民と公明の推薦を得てます。
しかし奇跡が起こるような予感がしました。
南足柄市長選、神奈川県西部地域の注目選挙に浮上しました。