暴虐国家ロシアへの警戒を怠ることなかれ

プーチン大統領に戦争犯罪で逮捕状が出ました。
国際刑事裁判所の判断です。
執行は困難でしょうが暴虐国家の汚名を着せる効果は期待できます。

ロシアのウクライナへの軍事侵攻から1年が過ぎ激闘が続いてます。
ウクライナ兵は物量の劣る中でよくぞ耐えていると驚嘆します。
1センチたりとも侵略を許さないとの強い意志がほとばしってます。

暴虐を跳ね返すことができるのか不安感がよぎります。
しかしウクライナ国民の気概はそんな弱気とは無縁に見えます。
一丸となって戦い抜くという思いが充満しています。
自分の国は自分で守るという安全保障の基本中の基本を余すところなく示してます。
日本で同じ構えを取ることができるか頭を抱えたくなります。

ロシアに脅されただけで大騒ぎになり戦うどころか白旗を挙げろと騒ぐ人が出そうです。
相手は千万の死傷者が出ても平気な国です。
第2次世界大戦の独ソ戦の死傷者は1800万人を越えてます
日本の現下の国民意識との隔たりはあまりに大きいです。

暴虐の国と国境を接しているという意識は厳に持ち合わせないとなりません。
ウクライナ国民の抵抗の精神を大いに学ぶべきところがあります。
ただし武力行使させないようにするのが最善であることは言うまでもありません。
人口密集地が多い日本はウクライナのような抵抗はしにくいです。

台湾有事が叫ばれ出しアメリカは対中包囲網の構築に動き出してます。
私個人の素人考えですが中国という国は武力行使に慎重だと思います。
本質が商売人の国と思うからです。
商売を通じて相手をからめとり食い物にするのが基本戦略だと思います。
ロシアのようなあからさまの暴虐は考えにくいです。

対中軍事戦略に注力し過ぎるとロシアに足元をすくわれる危険性を感じてなりません。
ウクライナの戦闘が収まったら要注意です。
シベリアの天然ガスを人質にするなんて朝飯前でしょう。
第2次大戦の末期のどさくさに紛れて北方領土を略奪した国です。
ここを拠点に軍事的圧力を増大してくるのは大いにあり得ます。
日本は北の熊と南の獅子の両方と向き合わなければなりません。

中島みゆきさんは最新アルバムの中の「童話」という曲で次のように歌ってます。
目を覚まして観るのは 片付かない結末 どうして善い人が まだ泣いているの
童話は童話 世界は世界 子どもたちに何んといえばいいのだろうか
子供たちに教えなければならないのは暴虐は排除し正義を貫くことだと私は思います。