お彼岸のお墓参りから統一地方選挙の投票へ

今日はお彼岸のお中日です。
お墓参りに行かれる方も多いと思います。
なぜこの時期にお墓参りするのかと考えるとハタと困ります。

今はネット社会で検索するとそれらしい説明をすぐに見つけることができます。
ある葬祭場のHPにわかりやすい解説がありました。
昼と夜の時間が同じになる頃に極楽浄土を願うことに由来するのではと書かれていました。
平安の時代ごろからの慣習のようです。
彼岸というのはインドの古代サンスクリット語の「パラミター」から来ています。
中国で翻訳された時に「至彼岸」と訳されました。
意味は「何々に至る」という意味です。

仏教に関心がある方はここで大変に有名な経典を思い浮かべるのではないでしょうか。
般若心経です。「魔訶般若波羅密多心経」で始まる例のお経です。
サンスクリット語を漢訳した時に当て字が当てられているが意味を混乱させます。
魔訶はサンスクリット語のマハー大きな、般若はパニャーの当て字で意味は叡智です。
波羅蜜多は先ほど述べたとおりです。心経は文字通り大切な教えという意味です。
偉大なる大切な教えに到達するというのが般若心経の意味になります。

一年のうちに昼と夜の時間が同じになる日は春と秋と2回。
この時にお墓参りすると偉大なる叡智に到達できればそれにこしたことはありません。
そうは問屋は卸さないことは言うまでもありません。
しかし習俗の背後にある意味を考えてみることはそれなりに意味があります。
深い意味があることを知ることは日本の伝統的な心を呼び覚ますからです。
お彼岸のお墓参りでいえば祖先を敬う心だと思います。

自分が今日この世に存在するのは父母祖父祖母…祖先があるからです。
祖先をさかのぼれば行き着く先は最初のひとりあるいはふたりになるしかありません。
人類みな兄弟となります。
悠久の歴史に思いをはせることが苦手なのが人類の特徴でもあります。
違いを見つけては争ってばかりいました。今もそうです。
人類の生存基盤が大きく揺らぎました。地球環境が人類を脅かしています。

明らかに自業自得です。
このままでは全てが破滅することは自明です。
行動に移さない限り破滅の時はどんどん近づきます。

人類みな兄弟につながるこころを持ち合わせている日本人の出番です。
足元から行動に移しませんか。
地域の政治とまちづくりは地球を救う基礎です。
統一地方選挙に関心を寄せてもらいたいです。
まっとうな政治家を見極めて一票を投じて欲しいです。