湯河原町のチェンジ!実現に向けて8
作詞家の阿久悠さんは武士は階級、サムライは精神だと言いました。
武士は地位、サムライは武士たらしめる根本精神ということでしょう。
武士たるものが持つべき根本精神は何かが重要となります。
近代日本を代表する思想家の新渡戸稲造は『武士道』で一番目に義を挙げました。
義を見てせざるは勇無きなりの義です。
正義に殉ずる止むにやまれぬ心持ちです。
実践が伴わなくてはならないことに注意しなければなりません。
威勢が良くても言うだけでは義を果たせません。
実践する勇気を持ち実際にやってのけて初めてサムライとなり得ます。
実践はサムライであるか否かを分かつ決定打と言えます。
21日の集会で湯河原町長選挙に出馬する土屋由希子さんは重大発言をしました。
今度の町長選挙に賭けると言い切りました。
今回敗れれば町長選挙にも町議選にも出ないと断言しました。
土屋さんのことですから二言はありません。
勝つか負けるか人生をかけることになりました。
この発言を聞いて土屋さんはサムライだと確信を持ちました。
湯河原町の現状を改革するために身を投げ出したのです。
湯河原町を変えることに義を見い出したからに違いありません。
ここで怖気づいてしまっては義を果たすことができません。
一切の退路を断ち勇気を奮って町長選挙に挑むことになったのです。
さっそうとしていてあっぱれです。
土屋さんが退路を断ったことで湯河原町長選は関ヶ原となりました。
天下分け目の決戦です。
敗れた方は政治の舞台から去ります。
土屋さんのような改革者はめったやたらと出てきません。
土屋さんの敗戦は湯河原の改革への道が閉ざされることに他なりません。
現状の継続かチェンジか湯河原町民の選択は極めて重大です。
町長選まで一か月を切りました。
土屋さんを見ていて思うのは恐怖に囚われていないことに驚かされます。
私利私欲を一切感じさせません。
エゴに毒されていないので恐怖がまとわりつかないのでしょう。
世界が違ってというか正しく見えているのでバタついたところはありません。
勝負師としての心構えは十分だと見ました。
5選を目指す冨田町長はどんな心境にあるのか分け入ってみたいものです。
サムライ女子の挑戦は厄介だと感じているはずです。
恐怖心がないので脅しは効きません。
お歴々を並べて組織力を誇示しても土屋さんは気に留めません。
土屋さんの心眼には湯河原町民の良識ある行動が映っているのだと思います。
冨田町長…敗れたり?。