戦争阻止を宗教団体の使命に。

今朝、法華経に基づいた在家仏教の団体である立正佼成会で国会議員や地方議員との意見交換会がありました。横浜駅西口近くにある教会で8時から2時間でした。

立正佼成会では毎月一回こうした勉強会を開催しています。自由討議を行ったり、法華経そのものを勉強したりしています。

今回は、政治家から見て宗教家に期待すること、また逆に宗教家から政治家に期待することをテーマにグループに分かれて意見交換をしました。

私は、ただ一点平和への貢献を述べました。仏教は、全ての生物に仏の心が内在しているという立場です。なのに殺し合うなんて許容できません。

政治は様々な立場を調整する妥協の世界です。しかし、宗教は絶対の存在に基づくものです。仏教で言えば仏の心は絶対です。

その絶対の立場からでないと語れないものがあります。どんな理由があっても戦争はダメだということです。政治の世界では言い切れません。

日本と中国の対立が日増しに強まっています。尖閣をめぐって軍事衝突が起こる可能性は否定できません。危険な状態です。

日中両国の首脳が非戦を宣言できれば良いのですが現状は甘くありません。宗教界から戦争だけは絶対にしてはいけないと身体を張って主張して欲しいです。

立正佼成会の開祖は、国連で平和演説を幾度となくされたということです。再び国連の場を通じて戦争阻止に向けて動いて欲しいと要請しました。

また、世界の宗教家たちの国際的な集まりを通じて日中両国に戦争阻止を強く働きかける中心的な役割を果たして欲しいと思います。

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