開成町議会の画期となる選挙が始まる
時代劇の定番、「水戸黄門」。
天下の副将軍水戸光圀公を支えるのはチーム黄門。
最後は印籠をかざすと悪人も善人もひれ伏します。
「静まれ静まれ」と混乱を制するのは助さん。
「この印籠が目に入らんか」とのたまう役どころは格さんです。
チーム黄門の中心の助さんと角さんがチーム黄門の中核です。
現代の時代状況に照らし合わせて考えるとこのチーム構成には疑問が生じるでしょう。
中心的な役回りはンぜ男性でなければいけないのと問われると答えに窮します。
少なくとも助さんか格さんどちらかが女性でも良いではないかとの意見が出るでしょう。
ジェンダー平等の観点から言っても当然です。
先週開成町議会に可能性十二分な新人候補が登場すると書きました。
女性の清水友紀さんと男性の山下純夫さんです。
おふたりとも移住者です。
清水さんはアメリカの芸大出で海外暮らしが長いです。
山下さんは九州男児で結婚を気に開成町に移りました。
外を知っている新進気鋭の人財です。
開成町議会の在り方に大きな一石を投じてくれるでしょう。
5月から山神裕新町政が始まります。
どちらが助さんか格さんかは別にして山神町長にとって頼もしい援軍です。
行政と議会の違いは厳然としてあります。
太鼓持ちのような対応はひいきの引き倒しです。
是々非々ともいささか異なります。
行政の先を行くような前向きの提案をするのが本来の援軍です。
首長が積極的ならば議会からの提案は大歓迎です。
行政と議会が協働でまちづくりを進めることができるからです。
清水さんと山下さんのような新時代の助さん格さんの役回りは大きいです。
議会のあるべき姿を示してくれます。
町政とズルズルべったりでも是々非々でもない、提言する議会となれます。
助さん格さんにもう一枚強力な現職議員が加われば新時代の三本の矢になれます。
そうなれば提言する議会を目指した議会改革はいっそう進むでしょう。
3人寄れば文殊の知恵ともいいます。新たなアイデアがどんどん生まれるはずです。
議会内で影響力が出てきます。
賛同者が増えて7人となればそうです七人の侍の誕生です。
ここまでくれば憲法が地方議会に求める本来の姿が見えてきます。
行政と議会は車の両輪という言葉がお題目ではなく現実のものとなります。
清水さんと山下さんの男女ペアの助さん格さんから三本の矢となり最終的には7人の侍へ。
統一地方選の後半戦は来週からです。
開成町議会の画期となる選挙だと期待しています。