統一地方選挙前半戦随想
統一地方選挙前半戦が終わり維新の躍進が見出しを飾ってます。
大阪のダブル選挙で圧勝、奈良県知事選で勝利、兵庫県議選で躍進。
関西は維新の風が強まる一方です。
大阪市議選で過半数を得たことの政治的意味は大きいです。
公明党のご機嫌を伺わなくても良いからです。
維新の馬場代表がリセット発言してます。
年内の衆院選が取りざたされていますので公明党は心中穏やかではないでしょう。
維新は強気で突き進むと思います。
大阪の衆議院選挙での維新と公明党の棲み分けが崩壊する可能性が出てきました。
公明党にとって大阪は牙城地域です。
支援母体の創価学会の重要拠点でもあります。
現職の衆議院議員6人。維新とのバトルとなったら壮絶な争いとなります。
連休後からの政局で維新・公明関係の推移から目が離せなくなりました。
神奈川県議選でも維新は6議席獲得し一定の存在感を示しました。
共産が5議席から2議席へと後退したのと対照的です。
しかしその勢いは神奈川県西部地域までは及びませんでした。
小田原選挙区では敗退です。
前回無所属で出馬した候補が571票得票を減らしました。
維新の看板が功を奏しなかったことになります。
神奈川県議選で立民は善戦しました。
26議席獲得で選挙前より1議席増やしました。
神奈川県西部地域で初の女性県議佐々木ナオミさんが小田原選挙区で再選しました。
1290票得票を増やしました。
若干投票率が落ちている中での得票増は見事でした。
保守地盤の小田原で自民現職が3千票を減らしたのと好対照でした。
佐々木選対は統一地方選挙後半の小田原市議選に強気の一手に出ました。
一気に新人女性候補4人を擁立しました。
定数27に39人が立候補という激戦の要因のひとつです。
強気策が佐々木さんの得票を掘り起こしたことは間違いありません。
この勢いが新人女性候補にまんべんなく渡るかは微妙です。
知名度や組織にばらつきがあります。
再選を果たした佐々木さんがどうテコ入れするか早速の課題となります。
佐々木さんが支持基盤を盤石にできるかの試金石です。
最後に神奈川県知事選挙についてひとこと。
黒岩知事の勝利インタビューの受け答えは選挙についてではありませんでした。
週刊誌が報じたスキャンダルへの謝罪でした。
内容があまりに眉を潜めるものだけに影響は続くと見ます。
相当の鉄面皮でなければ女性や子供たちの前に清々と顔を出せません。
週刊文春の一撃の影響が出るのはこれからです。