神奈川大学政策過程論始まる

神奈川大学の政策過程論が昨日からスタートです。
東急東横線白楽駅から12,3分。坂道もあり結構きついです。
さらに難所が待ち構えていました。
教室が7号館の6階です。
楽々と昇る学生たちを尻目にゆっくりと進みます。

教室に着くと受講者は75人程度で女性が三分の一ほどでした。
神奈川県の方はどのくらいとたずねると6割強が手を挙げました。
開成町って知ってると聞きました。
ひとりも手を挙げませんでした。
ショックを受け聞き直しましたがダメでした。

今どきの学生ですので恥ずかしくて手を挙げなかったかもしれません。
それを加味しても認知度は低いのは間違いありません。
Z世代が町の名を知らないのは問題です。
若い人が選ぶ移住対象から外れてしまう恐れがあるからです。
開成町は人口が伸びていることに胡坐をかき過ぎていたと思えてなりません。

海老名市の内野市長は若い世代向けに積極果敢に発信してます。
住みたい住み続けたいまち海老名。
小田急線の車内広告も見かけましたし動画も発信してます。
人口が伸びている代表的な市の姿勢を参考にして欲しいです。

開成町はあじさいが有名です。
田園とあじさい、高齢世代の方には受けが良いかもしれません。
学生ではなくもっと上の世代に名前を知っているかと問えば違ったと思います。
しかし将来を担う若い世代へのアピールは大切です。
5月から始まる山神裕新町政で対応策考えて欲しいです。

今年度の政策過程論のテーマは“小さくてもキラリと輝くまちづくり”です。
このまちづくり手法は現代の危機を救う処方せんのひとつだと思います。
人口減や少子高齢化に悩むのは小さな町の方が深刻です。
開成町のような大都市近郊の小規模自治体が問題解決できれば全国的に効果を及ぼします。
国レベルで見て限られた財源をより中山間地に振り向けられるからです。
恵まれた地域の小規模自治体は自力更生が本来です。

選挙応援で湯河原町によく出かけます。
正直どうしてこのような地域資源に恵まれた町の人口が減るのか不思議です。
お隣の真鶴町は過疎地域です。信じられません。
もっと言えば全国有数の交通利便性を誇る小田原市すら人口減少です。

必死で人口減に立ち向かっている中山間地の方々からどう見えているか考えるべきです。
名前が通っていることと恵まれた地域資源に甘えていたからに違いありません。
根本からまちづくりをやり直す時期です。。
講義を通じ処方せんをまとめ問題提起したいです。