湯河原”革命”ならず
湯河原町長選で土屋由希子さん跳ね返されました。
意外なほど票が伸びませんでした。6166票対4570票。
前回より3.52ポイントの投票率の上乗せ分は冨田幸宏町長に乗った格好です。
土屋さんの戦術は戸別訪問と街頭活動とミニ集会の3本柱です。
2月の出馬表明から徹底しました。
選挙戦に入ってから急速に反応が良くなりました。
票に結びつきませんでした。組織的な封じ込めにしてやられた感じです。
土屋さんの選挙ほど楽しい選挙はありませんでした。
女性軍団のはつらつとした姿は新鮮でした。
SNSを駆使して支持を集める手法は鮮やかでした。
敗北後も事務所から去らず今後につなげようと呼びかけていました。
私が見るところ稀代の政治家の素質を持つのが土屋さんです。
演説力、胆力、行動力は並大抵ではありません。
冨田町長も脅威を感じたからこそ必死で応戦したのだと思います。
それでも組織的な締め付けに歯が立ちませんでした。
投票率の大幅な向上につなげられなかったのが痛いです。
町民をそこまで喚起できませんでした。
土屋さんはいち民間人となりました。
私には野に放たれたトラに見えます。
候補者というかみしもを脱いでこれまで以上に暴れまわれます。
助産院プロジェクトを始め縦横無尽に行動して欲しいです。
南足柄市長選の結果には目が点になりました。
12570票対4514票。笠井進さんは加藤修平市長にトリプルで惨敗でした。
ドツボにはまってしまった心境でしょう。
笠井さんが訴えた世代交代は全く持って正論です。
74歳で4選は首を傾げます。
堂々と主張したことに胸を張って欲しいです。
小田原市議選のトップは期待の小谷英次郎さんでした。
定員12人超の混戦の中でただひとり3千票を超え2期連続トップはあっぱれです。
守屋輝彦市政への真っ向勝負が認められたことになります。
来年5月の市長選に向け一段と守屋市政を追及する姿勢を強めることでしょう。
再選を果たした佐々木ナオミ県議は4人女性候補を擁立しました。
強気の戦術の結果は3人の当選となりました。
全員当選とはなりませんでしたがこれは見事です。
地元開成町の町議選、清水友紀さんが断トツトップでした。
ただひとり三ケタ、1105票で2位を353票引き離しました。
清水さんのグローバルな経歴に期待が集まった結果だと思います。
実力派新人の山下純夫さんは454票で下位に沈みました。
議員活動で能力を全面展開し次につなげて欲しいです。