異端のじいじが見た湯河原町長選

私は大きな壁に挑戦する人を見ると已むに已まれなくなる狂人です。
異端児というには年を取り過ぎですので異端のじいじと称します。

土屋由希子湯河原町長実現ならず。残念無念です。
冨田幸宏陣営から選挙公報で“怪物”とやゆされるほどの存在感です。
権益を根こそぎ壊されるとの恐怖感が強かったのでしょう。
必死の防御戦が功を奏した格好です。

土屋さんへの恐怖感は土屋さんを実態以上に大きく見せたと思います。
過剰なまでの土屋さんに対するネガティブキャンペーンはその裏返しです。
キャンペーンは波及効果を生み出しました。
町民の選挙への関心を妨害したと見ています。
投票率がさして上がらなかった大きな要因だと思います。

選挙戦3日目からの盛り上がりは目を見張りました。
これは勝てると思ったのが本音です。
ママ友ら女性軍団もそう思ったはずです。
6166票対4570票、ぬか喜びでした。

土屋さんが勝つには投票率が跳ね上がるしかありませんでした。
それが3ポイント程度の上昇でした。
前回より冨田町長の票は増えてます。
若干の投票率の上昇は冨田町長側の票の掘り起こしでした。

3年前新人町議として暴れ出した土屋さんを議会は徹底して叩きました。
極めつけが懲罰です。
へこたれないどころか裁判で反撃をくらわしました。
土屋さんは出過ぎた杭となったのです。
当初、冨田町長と議会が宥和策を取ればこうはなってません。
土屋さんの存在感を高めたのは冨田町長と議会です。

土屋さんは晴れて素浪人となりました。
おとといのブログでも触れたように自由な立場です。
野に放たれたトラという表現が当てはまります。
少なくとも4500人の支持者がいるのですから背景に自信を持ったことでしょう。
つめを研ぐ時間が与えられました。

助産院プロジェクトは停滞することなく進めるはずです。
議会の補欠選挙で地域政党ゆがわら推せんの新人が議席を得ました。
どのような政治的行動を起こすかまだ見えません。
土屋さんは町長の椅子に座るのが目的ではありません。
湯河原を変えることが目的でした。
変えなければ町は沈むという危機感は微動だにしていないはずです。
じっとしているはずがありません。興味津々です。

選挙結果は土屋さんの登場の機はまだ熟していないということだと受け止めています。
方向性に誤りは感じ取れません。
土屋さんらしさを更に発揮して湯河原のために行動を期待します。
これだけの人財、天がほっとくわけがありません。