あなたは橋下徹都知事を許容しますか?

来年7月は東京都知事選です。
本来ならば東京オリパラの直前が選挙でした。
コロナでオリパラが一年延びるハプニングもありました。
選挙は小池知事の圧勝でした。

女帝とやゆされようが圧倒的な存在感は健在でした。
コロナ対応の途中で体調を崩した時期もありました。
しかし現在は復活を遂げふてぶてしさが戻ってます。

小池都知事の政界デビューは細川護熙元熊本県知事が率いる日本新党でした。
1992年5月に結党宣言です。
保守対革新の構造を越えようとの呼びかけは新鮮で国民の共感を呼び覚ましました。
自民党の茂木幹事長、立民党の枝野元代表、野田元民主党代表。河村名古屋市長。
今も第一線で活躍している政治家が並びます。

その一翼に小池都知事もいました。
テレビキャスターからの政治家転進で党の顔としての役割でした。
『日本新党変革の記録』という1993年に出された党の紹介の著書があります。
小池都知事の項目を見てみるとかわいらしい自己紹介が載ってました。
今は独身よ チュッ! 好きなタイプ 郷ひろみ。
座右の銘は「備えよ常に」で後々政界を遊泳する政治家の片鱗を伺わせています。

都政に精通している方と懇談する機会がありました。
当然小池知事が3選目指すのかと思いきや必ずしも自明でないということです。
国政への復帰を狙っている節もあるというのです。

今勢いを見せつけている維新の元代表橋下徹さんが絡みます。
橋下さんの都知事選出馬の可能性は捨てきれないというのです。
盛んに民放番組へ出演し顔を打っているのはその布石との見方があるとのことでした。
橋下出馬となれば小池都知事は激突を避けるというのです。
維新と都民ファーストの合体もしくは連携です。
小池都知事は都民ファーストを身売りして維新の幹部として国政に戻るシナリオです。

単なる妄想と切り捨てられないと思いました。
小池、橋下両者ともにウィン・ウィンと言えば言えるのでやりかねないからです。
問題となるのは政権与党の自民と公明の対応です。
自民は前回の都知事選で不戦敗でした。

小池都知事と橋下さんで手打ちが成立したらなす術がありません。
乗る可能性は大いにあり得ます。
都政に対し影響力を行使したい公明党も引きずられるでしょう。

そうなると橋下都知事の大政翼賛に近い体制が成立します。
維新の会の全国展開とは別に首都東京に維新のくさびが打たれます。
日本国改造に向け希望の第一歩なのか悪夢なのか。
心の準備大丈夫ですか。