小田原市長選2024

神奈川県西部の地域政治の焦点は1年後の小田原市長選挙です。
守屋輝彦市長の再選出馬は固いです。
加藤憲一前市長のリベンジ出馬があるかが焦点です。

加藤さんとは時折顔を合わせます。
どうするのと図々しく聞くと加藤さんはいつも苦笑いです。
加藤さんは自分から意思を明確に示さず周囲の意見がどうかを待ちます。
加藤さんはこのスタイルを変えません。頑固です。
決定に時間がかかり過ぎると不利になると思えてなりません。

守屋市長には前回選挙戦で10万円配布の選挙公約したとされる問題があります。
旧統一教会との関係が明るみに出ました。
市立病院建設をめぐり不明朗な動きもありました。
対抗する側が有利だと考えるのは早計です。
守屋陣営は強固な組織をフル稼働させて防戦します。
不退転の決意で臨まないと跳ね返されると見ます。

加藤さんが待ちの姿勢なのには背景があります。
市民の盛り上がりでこれまで戦ってきたからです。
しかし加藤市政は3期12年でけじめがついたと考える有権者がいるはずです。
加藤さん再登板の声が思ったほど高まらないかもしれません。
そうした状況に気づいてから慌てて動いても間に合いません。
夏か、どんなに遅くとも秋口には方向性を出す必要があると思えてなりません。

対話を重視し環境に配慮したまちづくりが加藤さんの真骨頂です。
現代の時代風潮に適合した方向であることは認めます。
しかし政治決断に時間がかかり過ぎる欠点があります。
人口減少が進む小田原市にとって果断さを期待する声があります。
リベンジを果たすためにはニュー加藤のイメージを打ち出す必要があります。
初めて出馬する気持ちで早めに動くことが大切だと思います。

リベンジとは前回負けていることの裏返しです。
加藤さんにとっては選挙体制の再構築が急務です。
若い支持者が多いように見えますので若い力を前面に出して欲しいです。
SNSを駆使した新しい選挙戦を期待します。

もし加藤さん不出馬となると突如話は難しくなります。
対抗するには一定の知名度が必須です。
守屋市長も県議から転身ですので県議からと考える方はいるでしょう。
市議からというのもあり得ます。
在野から候補が名乗り出る可能性も無きにしも非ずです。

加藤さんが出ない場合もその動向が焦点となります。
候補者を決めるには加藤さんの考えが重視されるでしょう。
選挙での応援も不可欠です。
いずれにせよ加藤さんから目が離せないというのが現段階の結論です。