第3期「自啓共創塾」スタート
10日東京丸の内で「自啓共創塾」の開講オリエンテーションがありました。
難しい塾名ですが自ら啓(ひら)いて一緒に時代を創ろうという意味です。
「世界のための日本のこころ」センターが企画しているものです。
このセンターは元通産官僚の土居征夫さんの発案です。
先行き不透明な時代にあって日本人の心を再点検しようとの試みです。
そこから生まれたのが「自啓共創塾」です。
次世代の日本のリーダーが身に着けるべき教養を一緒に考えようという狙いです。
今年で3回目です。27人の方が参加でした。
高校生・大学生から50代の弁護士さんまで多彩なキャリアの持ち主が揃いました。
高校大学の学生6人が参加というのは目を見張りました。
若い方がこの種の塾に関心を寄せてくれることに頼もしさを感じました。
社会人の方は会社員が多く公務員、経営者もいられます。
女性は5人で若干少ない感じがしました。
参加の動機を聞いていて外国との接点がきっかけになっている方が多かったです。
外国人と接すると日本とは、日本人とは何かを意識せざるを得ません。
外国人に説明しなければならないからです。
留学を希望している女子高生は母親から勧められたと言ってました。
外国に行くなら日本のことをもっと学んだらどうかと助言されたというのです。
素晴らしいお母さんです。
日本はどんな国と聞かれて口ごもっては寂しいです。
8か月の塾での学びを通じて自分の言葉で説明できる日本と日本人を見つけて欲しいです。
「世界のための日本のこころ」というテキストがあります。
神道儒教仏教、武士道、縄文文化、和の思想、日本型資本主義、人工知能もテーマです。
その道に通じた助言者が毎回登場し受講生の学びを助けます。
私も助言者の端くれに名を連ねさせていただいてます。
「自啓共創塾」では二宮尊徳の実践的な思想を柱のひとつとしています。
尊徳の生まれ故郷に近く尊徳思想に関心が深いことから声がかかりました。
10月に小田原の尊徳記念館で合宿をする計画です。
優れたまちづくりの実践者であった尊徳の実像を伝えます。
薪を背負い歯を食いしばる道徳家のイメージを脱する手助けをしたいです。
日本は世界に先駆けて少子高齢化・人口減少に直面してます。
同時に地球環境の激変の只中にあります。
もちろんウクライナの戦争による影響を受けてます。
危機の時代に次世代の日本のリーダーを育成する仕事は価値あります。
微力であっても全力で応援します。